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ONE PIECE 第587話感想 

ONE PIECE 58 (ジャンプコミックス)ONE PIECE 58 (ジャンプコミックス)
(2010/06/04)
尾田 栄一郎

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俺はまだ買っていなかったりするんですが、なにやら落丁があったみたいですね。
厳密には落丁というほどのものでもないようですが、気になる人は気になるでしょう。
俺は気になる方ですが…どうしよう、第2版待とうかしら。
交換対応してくれるにしても、初版買ったうえでわざわざ集英社に送るのもめんどうだよね。
まあ、余白は気になっても初版にはこだわらないので、おとなしく第2版まで様子見ますかね。

ということで、ジャンプ2010.27号収録分 第587話感想、以下どうぞ
 
 
 第587話 “おれは、逃げない”

■ 扉絵
今週はなんとドラゴンとイワさん。
これは電伝虫の養殖中ということでいいんでしょうか?
ある意味ドラゴンよりも目を引くイワさん。
頭の王冠ももちろん 「女王時代から既にドラゴンと接触を?」 と気になりますが、
それよりも胸もとの海賊マーク。
海賊から女王になったのか、
あるいは女王の座を退いた後、海賊時代を経て革命軍に加入したのか。
サンジが流れ着いたときの様子からしても、
カマバッカ王国が九蛇のような海賊国家ということはなさそうですが…。
とりあえず、悪魔の角のようなものが生えたドクロに剣が刺さったこのマークは
今までには登場したものの中にはないと思うので、今後は要チェックですね。
ただちょっと引っ掛かるのが、俺は扉絵は連載版でない限り、
本編とは関係のない 「イラスト」 に過ぎないと判断しておる点でして。
まあ、その認識はおおむね正しいとは思ってるんですが、
それだけにこれは正規の情報として受け取っていいものかどうか迷います。
黒電伝虫は盗聴用です。


■ 幸せとはなんぞや
どうやら本当に口三寸で丸め込まれていたらしいブルージャム。
それまでは 「“ゴミ山” ったってね…おれ達にゃいい隠れ家なんだ国王」 などと
礼のかけらもない口の利き方をしておきながら、貴族にしてやると聞いた途端、
急に 「本当ですかい」 と (彼なりの) 敬語になったりして、いったい何のコントかと思わせます。

発火セットを設置したのは自分たちなのに、船が燃えることを考えてなかったのか?
と一瞬嘲笑いかけましたが、彼らは火を放ち次第大門から避難することになっていたので、
船には脱出に一縷の望みをかけて来てみただけか。
ということはつまり、船は最初からこの “可燃ゴミの日” をもって捨てるつもりでいたわけで、
本当にもう既に心は貴族だったのね。
で、結局裏切られたブルージャムは王侯貴族への復讐を期してますが、
エースたちの海賊貯金を奪おうとした理由が
明らかに再起への軍資金、すなわち船の再購入の足しにするためであることから鑑みるに、
ブルーベリー号 (仮) は本気で無駄死にです。
メリー号やモビーディック号などと比べるまでもなく不幸な船でした。

サボは高町を 「息のつまる鳥籠」 と忌み嫌っているわけですが、
「なんでゴミ人はすぐ燃やされてしまうん?」 の、ひとつなぎの大秘宝 ワンピースに
ぐるり1周 「M」 をあしらったドM美少女は、これはこれで幸せそうでもあります。
ステリーもそうですが、勉強も特に苦になっていないようですし、
適応すれば…というかはみだしさえしなければ、
貴族の暮らしも息づまるばかりということもないようです。
もともと特権階級なんだし、あたりまえといえばあたりまえなんですけどね。
サボは一種の適応不全だったんでしょうが、
きっかけは恐らく 「勉強ができなかったから」 なんでしょう。 嗚呼学歴社会。

と、ゴミ山の人々をさらっと 「物」 扱いしています。
尾田先生の師である和月先生の 『るろうに剣心』 において、
義父母らが宗次郎を 「厄介物」 と物呼ばわりしてたときは
「物」 を傍点か何かで強調してたはずですが、ここではそれすらなし
尾田先生が肚の底に秘めるさりげない、それでいて極めて強い悪意が垣間見られる1コマ。

誰が逃げていいと言った悪ガキどもがァ!!!」
何で火事を起こした張本人がこんなとこに……!?」
「とっくに逃げてるハズじゃあ………!!」
「だまれクソガキ!」 「絶望だよおれ達ァ オイ…!!」
まさかの大ピンチだ
「ルフィ行くぞ」 (←無視
酩酊してもこうはなるまいというレベルの支離滅裂なクダを巻きながら現れるブルージャムと、
いちはやく無視を決め込むエース。
だから何のコントなんだってばよ!
というかどうも今回、ブルージャムの言動がいちいちオカシイ。
財宝のありかを巡ってのエースとの問答も、唐突かつ必要以上に論理を飛躍させ、
それによって話が噛みあわず無駄な時間食っていたりしますし、
口は割らせたんだから、エースも言っているとおりさっさと回収に行けばいいものをそれもせず、
わざわざ意味もなく、一度は取り下げた 「サボはおまえら見下してた」 説を
また持ち出してふたりの抵抗を許していたりと、
(もともとオツムが優れていた方ではないにしても) あまりに合理性を欠いており、
ここまでくると精神状態の心配をせざるをえません
絶望と騙されたショックに加え、もともとの出自コンプレックスや貴族への執着も
このルーピーぶりに拍車をかけているのでしょう。
配下たちも、よくこんなギリギリの死地で、こんなギリギリのボスに唯々諾々と従っているものです。
ブルージャム人望ないでしょうし、さっさとほっぽり出して逃げ出すか、
もうついていけないぜと後ろから撃っちゃってもよさそうなもんですが。
案外、船長、酸素欠乏症にかかって…と憐れんでいるのでしょうか。
まあ、そんなブルージャム模様に割いてる尺なんぞないってのが実情なんでしょうけど。
で、また名もない配下が当然のように鉄パイプ斬ってるんですが…。

そして、この危機にエースが 便利能力 覇気を発動。
エースも “覇王色の覇気” を秘めていることは既に明かされていましたが、
こんな幼少時から発現してたのか。
配下が一瞬で総崩れになる中、意識を保ち、
かつ気づいてもいないブルージャムはちょっとだけ船長の面目躍如です。
よかったなラリッてて
あ、別に皮肉 (とネタ) ばかりじゃないですよ。
覇気に結果的にもちこたえるにしても、「辛うじて」 というレベルだと
「一瞬意識が遠のいた…」 ようなこともあるみたいですから、
何の影響も受けないというのは、それはそれで立派なはずです、たぶん。


■ ボス猿&鬼の子 vs 海坊主
おお、始まったよ、始まった!
俺が勝手に期待をかけて勝手にあきらめかけていた
山賊 vs 海賊のB級映画バトルが始まったよ!
でも、アタマ同士だけか。
見たかったのはあくまで双方一味総出の集団戦だったんですが、
展開が味方してくれなかったので仕方あるまい。
そもそもブルージャム一味は全員失神してますしね。
この人ら、もう絶対助からないよね…。
色々と回り道はあったものの、意外と俺の予想どおりになってきた気もします。

ダダンに対しては散々soten_02.jpgなどと、
えー、何様!? そうキャプテン・ハバキー!!な最後通牒を (一方的に) 叩きつけてきましたが、
そんな彼女にもようやく見せ場が回ってきました。
責任もなにも、本来はダダンだって被害者なんですけどね、ゲンコツの。
「“鬼の子” なんざさっさと野垂れ死ねばいい」 なんてことも言ってましたが、
やはり一団の長としての面倒見のよさ、あるいは母性らしきものもあったのでしょうか。
案外、この責任感の強さをこそガープは買っていた…のかとも思いかけましたが、
無理矢理押しつけといて 「おまえの責任感に期待する!」 とかいっても悪逆なだけだよね。
単に喉もとにゲンコツ突きつけられてるからというだけかもしれません。

そしてここでまた顔を出す、エースのぬぐえない悪癖。
もちろん、少年漫画的にはこれ以上ないくらいの王道燃えパターンなんですが、
いかんせん、エースは “現在” において、この姿勢によって命を落とし、
家族たちの命懸けの行為さえ無に返してしまうという最悪の結果を招いてしまっています。
俺はまあ、そのあたりのことに関しては一定の理解を示しはしたんですが(*1)、
客観的にみればやはり批判を受けても仕方のないところです。
しかも、エースがこの過去編内で死にかけることはあらかじめ知れており、
それが今のこの戦いにおいてだとすると、
口さがなく言えば 「過去の経験から全く学習していなかった」 ことにもなってしまいます。
“現在” のエースも、冷静で温和な大人に成長したようにも見せてとんだ猪でした。
もっとも、軸がしっかり一本通っていること自体は、キャラクター造形としてよきことなんですけどね。

(*1)参考:【 マリンフォード戦争通信簿/白ひげ海賊団編 】

「エースそしてダダンは―――」
「燃え盛る “不確かな終着駅” から」 「帰っては来なかった――」
ふたりがここで死ぬことがないのは確実なので、
読者の興味は 「あの炎の中で何が起こったか」 に向けれられるわけですが…。
(「ふたり」 というのは言うまでもなくエースとダダンですよ。あとのひとりは知らん
最初はドラゴンがエース (とダダン) に密かに接触して 「ロジャーの息子」 に何かを伝え、
また自身がルフィの父であることを明かしていくと考えたんですが、
ドラゴンの出航とちょっとタイミングがあわないようです。 残念。


■ 自由を求めて
完全に逃げ場を失い、絶望するゴミ山のおっさんたち。
(ルフィはこう呼びますが、実際には子どもや女性らしき人もいます)
そこに一陣の突風とともに炎の壁が割れ、サンクスダディになります。
くまの “熊の衝撃” か、イワさんのまばたきかとも思えるんですが、
直前にやはり風が巻いていますから、ドラゴンの手によるものでしょうか。
スパイラルハリケーンパンチなのか、くまやイワさんとの合体技なのかはわかりませんが、
やはりドラゴンの能力は風系が濃厚ですね。

そして…そう、よもや見落とした者はおるまいな! バーソロミュー・くま!!
もともと革命軍とのつながりはほのめかされていましたが、
こんな初期 (結成時?) からのメンバーだったのか。
それならマリンフォード戦争時のイワさんの態度も納得いきます。
その一方で逆に、ますます完全パシフィスタ化の真意がわからなくなってきますね。
俺はくまのダブルスパイ説なんぞも挙げましたが、その可能性も低くなってきました。
一応、途中から心変わりした可能性も残ってはいますが…。
そのあたりの推察は第560話感想にてみっちり行っています

「ヴァナタよくこんな “東の海” の辺境の国にアンテナをはっていたわねェ………」
イワさんが後に 「ドラゴンが風に吹かれるときはいつも東を向いている」 ことに気がついたのは、
このときの印象が強かったせいだと思われるのですが、
「アンテナを張っていた」 という言い回しも気になりますね。
これは言い換えれば 「アンテナに引っかかる何かがあったから、ドラゴンはゴア王国を訪れていた」
ということであり、このイワさんの口ぶりからは、十分な収穫があったことが推し測れます。
ゴミ山のおっさんたちを多数同志に加えたことがそれだとは思えませんから……
“悪魔の実”、“歴史の本文”、人材、人脈、情報、財宝もしくはその地図、その他レアアイテム
などなど、有益なものの入手に成功したのでしょう。
人材といえば 「ロジャーの息子」 なんてのも心躍りますが、先に述べたようにちょっと苦しい。

「―――この国こそ世界の未来の縮図だ…」
「いらぬ物を淘汰した世界に幸せなど待ってはいない…!!」
「世界を変える」 ことは 「世界政府を倒す」 ことと同義なわけですが、
ドラゴンはいったい何を知っており、どういう未来を予測しているのでしょう。
この言葉に添えば、「世界政府は将来的にいらないものを完全排除しようとしている」 となります。
では、その 「いらないもの」 とは…?
現状ある情報で考えれば、
それは 「世界政府未加盟国」 であったり 「空白の100年間」 であったりするわけですが…
はてさて。

脱走常習犯のサボの部屋は、遂に窓まで打ちつけられてしまいました。
しかし、こんなことでくじけていては話になりません。
この窓を蹴破ることから 第2章 冒険の旅は始まるのです。
いざ、おてんば姫の冒険!
あっちのおてんば姫が蹴破ったのは窓どころか でしたけど。

旗にあしらったのはクロスボーンに 「S」 の文字。
先のドM美少女とはいいカップルになれそうですね。
ドクロのマークがないのは珍しいですが…
これはやはり、サボの船出が失敗に終わることを暗喩しているのでしょうか。
「ドクロが」 ではなく 「それがないこと」 が失敗を暗喩するというのはなかなかおもしろいです。
いやまあ、俺が勝手にそう考えてるだけなんですが。

天竜人の船とのコンタクトが避けられない状況なので、今後の展開としては、

・「天竜人様が到着する前に排除しろ!」
→ 王国側からの砲撃で撃沈 → サボ死亡
・「下々民が我々の船の針路を妨げるとは許せないパパス!」
→ 世界政府の船からの砲撃で撃沈 → サボ死亡
・「なんか知らんけどこいつ気に入ったパパス!」
→ サボ拉致 → 強制婿入り → サボ天竜人化
・「ん? なんか轢いたな」
→ 気づかれないまま政府の船と接触して船沈没 → サボ死亡

といったパターンが予想されます。
いずれにしろサボにはろくな未来が待っていないこと以上に気になるのが、
これらのイベントが果たして、エースもルフィも見ていないところで行われるものかという点。
これまで何度か繰り返してきたように、
“現在” のルフィは、エースを 「世界でたったひとりの兄弟」 としています。
ゆえに、ここでサボが死ぬにしろ (エース&ルフィの視点からして) 行方不明になるにしろ、
それが彼らに伝わらなければなりません。
もし、サボがこのまま天竜人に連れ去られる事態になったとしても、
ただそれを人づてに聞いただけではエースもルフィも信じないでしょう。
まず間違いなく、「いつかきっとサボと再会できる。 俺たちの絆は変わらない」 となるはず。
少なくとも自分たちの目と耳で直接事実を見、聞かない限りは、
「兄弟を失った」 と考えることはありえないのではないでしょうか。
となると、エースもルフィもすぐにこの場に来られるような状況でない以上、
もうひとヤマあることが予想されるのです。

と、既にサボタージュ海賊団 (仮) は失敗すると決めてかかっちゃってますが、
これは……仕方ない…ですよねえ?
もう今さらいちいち列挙するまでもないくらい作劇的不安要素のみで構成された船出です。
サボの揚げた旗も、文字どおりの死亡フラグにしか見えません。
「S」 は 「Shibou」 の 「S」 であったか。
あ、「Shippai」 の 「S」 かもしれぬ。
「Shikujiru」 の 「S」 というのはどうか。
もうやめてあげて!
せめて、出航が 「昨日」 ならば、革命軍の船に拾ってもらえる望みもありましたが、
彼らはもう発ってしまい、「今日」、来るのは天竜人の乗った世界政府の船です。
たった1日の前後でこの違い。
加えて、出どころが不明のこのサボテン号 (仮) も、自分の家、
下手したら他の貴族のものをかっぱらってる可能性だって高いですから、
そのことに関するおしおきもありそうですし…。
サボ、つくづく不憫な子…。

…あ、「Saraba」 の 「S」 かもしれない。


『ぬらりひょんの孫』 第百七、百八、百九幕感想も読む
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コメント

エースの腕のタトゥーはA(SにX)CE。
今までただのスペルミスによるエースのうっかりによるものだと思っていたけど…
SにXってサボの海賊旗と同じ!

わ、ほんとだ! すごい! おもしろい!

エースがスペルを間違えて憶えていたこと自体は
「どくりつする」 の置き手紙からも明らかなんですが、
後に刺青を入れる際、既に間違いには気づいていたが、サボのことを忘れないため、
またはサボも一緒だという意味をこめてあの形にしたと考えたら胸が熱くなりますね。

それにしてもよく気づきましたね、すごいなあ。

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