スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ぬらりひょんの孫 第107、108、109話感想 

オリジナル妖怪審査結果発表。
カナちゃんなんて影も形もつけいる隙なく当然のように司会を行うつららや
俺も気になってた一種のタブーに触れる馬頭もかわいいですが、
相変わらずズレズレレズな羽衣狐が実に実に素敵です。
羽衣狐軍宛と思われるハガキを手にしていますが、それ年賀状ではないのか。
年賀状の残りで応募された京妖怪を誇っておられるのか。

で、その羽衣狐のズレた確信を覆したのは……ククク、圧倒的じゃないか我が軍は。
「都道府県別の新妖怪の数は集計の結果、意外なあの県が見事1位に輝いたぞ!」
うるせェよい!!

愛知県はな!
日本で一番寺院の数が多いんだぞう!
京都の倍近くあるんだぞう!
まいったか!
…まあ寺院の数はあんまり関係ないけどね。
全くとは言わないけど、少なくとも直接は。

 
 第百七幕 「否慥の主へ」
 第百八幕 「百鬼纏う御業」

「否慥」 の意味がわかりません。広辞苑にも載ってないなあ…。
「慥」 は手もとの漢和辞典に拠れば
(1) まじめなひとがら
(2) せかせかしたさま
(3) 確か
だそうですが、バラバラすぎてなんとも…。
無理矢理解釈するなら……その 「慥」 を 「否む」 わけだから…
「焦燥を乗り越え、真の妖怪の主へ」
もしくは 「不確かな存在 ( =妖怪) の主へ」 ってところかな?
ぬらりひょんの個性がすなわち 「不確かな存在であること」 であるから、
その意味も掛かってるのかも。

■ 百鬼まといて
飯を食うリクオのたてる 「ガスコス」 という音が何なのかも気になって仕方がないのですが
それはさておき、“御業” の正体とは、要は合体技ですか。
守るのでなく守られるのでもなくともに戦い、阿るのではなく頼り、もたれあうのでなく支えあう…
なかなか美しい、いい落としどころだと思います。
ただ、今回は鴆ひとりだからわかりやすく毒刃でしたが、百鬼夜行を一気に取り込んだら
ネオエクスデスみたいになっちゃうんじゃないかと心配でもあります。
他にも冷麗はつららとかぶりそうだし、土彦に至ってはどんな能力が顕現するものやら……
よもや 「人里から娘をさらってくる能力」 じゃあるまいな。
で、その冷麗と土彦はどうなったの?

主人公側がこういう技を切り札にする場合、
当然、敵側との絆の差が勝敗を分けることになるわけですが、
今回に関しては敵である羽衣狐側も仲よしです。
そのうえでこの技で勝利するとなると、
カタルシス不足というか釈然としなさが残ることになってしまいそうですが、どうなるんでしょうね。
やはり、鏖地蔵もしくはその黒幕が真のボスとなり、
リクオと羽衣狐の共闘なんて展開もあるんでしょうか。


■ 鞍馬天狗…
しょぼっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんだよ、なんなんだよ。
ともすれば羽衣狐軍で最も有名かもしれない妖怪の在りようがこれかよ!
こいつは羽衣狐軍でも特別な存在だと思ってたのに!
牛鬼と結託したのも、もっと深謀遠慮があるものだとばかり思ってたのに!
俺が書きかけのまま放棄してしまった第七十六幕感想では、
「たびたび回想シーンでほのめかされる、
 羽衣狐に指図している謎の人物は鞍馬天狗ではないか」
とまで推測しているのに!
しかもこれ 「私の席はなかった」 とか言ってるってことは、既に一度、
みんなと合流しようとして 「誰おまえ?」 って言われて帰ってきたことがあるってことですよね?
それを怨んで……いやまあ、そりゃそんな目に遭えば怨みもするでしょうけど、
それにしたってしょぼすぎる!!
せめて
「我々が誓いあった “鵺” 誕生の宿願は、誰かの掌の上で成就されていいものではない。
 だから私が阻止する」 くらいにしてくださいよ!
これ、あくまで牛鬼に対してのみの方便ですよね?
本当はもっと、奥底に秘めた深慮があるんですよね? そうだと言ってよ!
ああ、それでも自慢の精鋭天狗隊があっさりやられたことにオロオロと狼狽し、
その天狗たちはリクオ一派に吸収されちゃったことまではフォロー不可だなあ…。

「羽衣狐をあやつれるような妖はいない…」 とはどういう意味なんでしょうね?
「記憶を少しいじる程度が精一杯だからこんな回りくどい真似をしている」 のか
「羽衣狐だけは記憶操作自体されていない」 ということなのか。
前者ならまだしも、後者だとしたら鞍馬天狗は、
鞍馬天狗いないけどまあいいか」 と羽衣狐に思われていることになり、ますます悲惨です。


■ 朝日差す中で
甚大な被害を出しながらも、なんとかしょうけら軍の急襲を退けた花開院本家。
再び朝の光を見ることがかないました。
と、なんかミニクレーターから生えてる脚……これ、しょうけらだよね。
あのまま1発K.O.だったのか…。
しかも、「虫妖怪どもは君のはり手一発で帰っていったようなものだ」 て、
配下みんなリーダー置いて逃げ去っちゃったのかよ!
誰も保護してくれなかったのかよ!
どこまで人望ないんだよ、しょうけら!
まあ、あのしょうけらですから、人望なくても何の不思議もないんですが…
日頃からみんな、興味もない聖書読まされたり、
しかもそれを暗誦させられて憶えきれてないと戒めと称した虐待喰らったり、
せっかくの日曜日にミサと称して早朝から近所の教会に呼び出されて
しょうけらがひたすらしゃべくり倒すだけの会合で休日返上させられたりしてたんでしょうね、
ムシなのに

まあ、さすがにここでこんな死なせ方するのはもったいないキャラなので、
次回以降、呻きながらも立ち上がり、
また後光を受けて見えないナニかと対話しながら暴走しかかったところを
駆けつけた狂子あたりに止められ、
なだめられながら、あるいは説教されながら撤退することになるのでしょう。
相方の(?)茨木童子のところには鬼童丸が来てくれたのに、
しょうけらのところには誰も来てくれないなんてことはない…よね、たぶん?

「この四百年で花開院家はずいぶん弱体化したようだ」
「人間は…組織というものは…」 「危機に直面して初めて現実に気づく…愚かだな…」
いや、それでも使命を忘れることなく日頃からきちんと研鑽を積み、
危機に直面しても堂々と立ち向かった秋房たちや灰吾さんはまだマシな方ですよ。
最も愚かなのは、羽衣狐を討ったのは主に妖怪ぬらりひょんの実績であるのに、
いかにも花開院が独力でそれを成し遂げたかのように
記録を捏造して羽衣狐の脅威を矮小化し、
危機感と使命感の欠落を招いた 是光さん です。
しかもこいつ自身は、400年前の戦いでも何の役にも立っていなかったというのに。
というか、本当に400年間平和ボケだったんですかね?
それなりに妖怪退治業なんぞやってたはずですが…雑魚としか戦ってこなかったということかな。
それはまあ奴良組も (2代目の急死があったとはいえ) 似たような状況で、
400年前はあんなにかっこよかった一ツ目が老害の典型例みたいになっていたり、
幹部級でさえ青田坊に雑魚扱いされた四国勢に、
大幹部である狒々があっさり殺されたりしています。
首無もその牙をなまらせてましたね。
そんな中でも 不自然なまでの 強さを見せた青田坊は、
リクオを護るために鍛錬を怠らなかったことや、
族の頭として修羅場に身を置き続けたことが実を結んだのでしょうか。

まだわずかに息があった27代目。 ゆらに未来と使命を託してその息も引き取ります。
「結晶」 は秀逸な表現ですね。
その 「ワシら」 の中に是光さんや灰吾さんが含まれているあたりがおおいに不安ですが、
朝日の差す演出も綺麗だし、ゆらもかわいいしで非常にいいシーンです。
ただ惜しむらくは、
今まで27代目とゆらとの関わりが全く描写されていなかったため、唐突感が否めないこと。
27代目なんてゆらとのからみどころか、しょうけらが本家に襲撃してくるまで、
確かセリフさえ 「策だと…?」 の一語しかありませんでしたからね。


 第百九幕 「相克」

■ 遠野がたつ
もうだいたいの読者は忘れてたんじゃないかと思われる冷麗と土彦の安否について
ようやく言及されました。 なんか大丈夫みたいです。
紫は回復系能力者なのか、
もしくは座敷童子なだけに怪我との戦いに幸運をもたらしてくれるということなのか。
純正リクオ組に対して、遠野組は忠誠心というか絆が薄いですね。
「組織」 を描くうえでは、こういった慣れあわないというか、
一歩半歩引いたスタンスのメンバーもいた方が深みが出るのは間違いないので、
椎橋先生の狙いも恐らくそこなんでしょうが、ときどきだけどちょっと癇に触ったりします。
屈託がなくてあっさり組に溶け込んでいた雨造やエロ田坊とわりとしっかりからんだ淡島を、
友だち増やせず仏頂面するばかりのイタク
リーダーヅラで音頭取ってる点に違和感があるから、というのもあるかも。
相克寺にカチ込んだリクオ組の中に姿が見えないんですが、ここでは合流できてないんですかね?
「気配を感じた」 というだけ?
だとしたら、「もう待てない。 先に行くぞ」 とか言ってたら先に行かれてたわけですか。
しかも置いてかれてたわけですか。 かっこわるい。


■ 雪女の憂鬱
健気にリクオを想って土蜘蛛に挑み、抜かりなくヒロイン度を上げていくつらら。
彼女の意志するところが、
一連の “御業” イベントで否定された 「守る」 一辺倒なのが気になるところですが、
ここからの心情変化が土蜘蛛打倒のカギになるのでしょうか。
つらら版の “御業” はアイスソードですかね。 譲ってくれ、頼む!
でも、「リクオを護るために土蜘蛛から逃げる」 という
つららの判断と椎橋先生の描写はすごくよかったと思います。


jaguar_01.jpg

ニヤニヤと女の子の群を物色し、急激に愉快かつ変なキャラになっていく鏖地蔵。
なんだかシンケンジャーを思い出す一幕でもあります。 (その話の俺の感想はコチラ
「え?」 「はい?」 「うおっ!?」 とノリツッコミからリアクション芸まで披露して絶好調です。
しょうけら亡き後のボケ担当の座を狙っているのかもしれませんが、
ツッコミ担当の茨木童子がいないのでこれらのネタも拾ってくれる人はいませんでした。
ひかりあれ。
と、羽衣狐は、朝食はあっさり風味がお好みだとか。
ある意味、今話最大の重要情報ですね。
羽衣狐の下僕を目指すキミたちはしっかり憶えておくといいよ。
これ、羽衣狐が自分で 「スッキリ!」 とか言ったんですかね。
……で、なんで鏖地蔵は双眼鏡覗いて現場確認してるんだ。
妖怪ならそこは、千里眼の術とか、遠視鏡とか使うものだろうにだろうに…双眼鏡て。
そこに鹿金寺の陥落を伝えに来たこの竜のような妖怪は、
封印守護の妖怪でなくて単なる伝令役の敗残兵なんですかね、竜なのに
また、(この竜はともかく) こんな大事な報告が
一刻やら半刻やら経ってようやく伝わる羽衣狐軍の情報管理は大丈夫なのかと思います。
が、まあこれは女の子を物色する鏖地蔵のニタニタした笑顔が
気持ち悪すぎて近づくに近づけなかったからなんでしょう。 うん、それなら仕方ない。
ちょっとだけ、鞍馬天狗の気持ちも解りました
こんな奴に居場所を奪われたら、そりゃあ確かに怒りもしようぞ。
しかもあの羽衣狐さまの側近の座を、ですじゃ。

あ、端々に挟まれる浮世絵風百鬼夜行は素晴らしい演出だと思います。


『ONE PIECE』 第587話感想も読む
ジャンプ2010.27号その他の作品感想も読む


にほんブログ村 漫画ブログ 週刊少年ジャンプへ←お気に召しましたら、一押ししてくださると喜びます。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://hakobore.blog85.fc2.com/tb.php/119-a8b13994

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。