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ONE PIECE 第590話感想 

アップしたつもりでいたらしてなかったという悪夢を乗り越えて。
またかよ! うっかりすぎだろ!

ということで、ジャンプ 2010.31号分のワンピース感想以下どうぞ。
 
 第590話 「弟よ」

 ■ 扉絵 「よくわかる “因果律”」

onepiece_23.jpg 原因

onepiece_24.jpg 結果


というわけで、今週はなんとミホークとジンベエ。
これはあらゆる意味で予想外でした。
気が合いそうでもあり合わなそうでもあるふたりです。
センゴクとガープか、三大将あたりだと予想してたんですが……え、サルデス? 何の話?
ジンベエのタコヤキ柄の着物も大概ですが、ミホークのTAKOYAKIシャツの威力がすごい。
俺がミホーク好きなのは閲覧者諸氏にも伝わってる…かどうかわかりませんが、
よもやタコヤキ食う姿を見ることになるとは。
まだ口に1コ入ってるのにもう次のタコヤキを刺してるところが微笑ましい。
ジンベエのハフハフッぷりもいいなあ。
後ろのタコは、タコ舌で熱くて食えないのか無惨な姿と変わり果てた同胞を哀れんでいるのか共食いなる禁忌を 「食欲」 の一語で犯さんとしている自身と現世の無情を嘆いているのか自分の脚の成れの果てを儚んでいるのかはてさて。

次はドフラミンゴとモリアですかね。


■ 英雄の帰還
ゴア王国はフーシャ村に降り立つガープ。
“凪の帯” を通れる海軍船とはいえ、
マリンフォードから “東の海” まで2週間程度で来られるものなんですかね。

「ここんとこ数日……!! 沖の方に海賊船を見かけるんだ…」
「ちょうど今 沖で海賊船を一隻沈めて来た」
「戦闘の “せ” の字も知らん素人海賊団じゃった…」
そりゃあ “白ひげ” との戦争と比べたらな、という気もしますが、
フーシャ村近海をうろついていた海賊団は雑魚だったようです。
“白ひげ” の 「“ひとつなぎの大秘宝” は実在する」 宣言に焚きつけられて出てきた
ミーハーだったんですかね。 シキがお怒りだ。
もちろん、「実は結構手練だったが村人を不安にさせないためこう言った」
という可能性もあるんですけどね。
…ああ、でもガープはそういう細けェことは……うん、しないと思う。

というか、そもそもその海賊団は何してたんでしょうね。
ウロウロするだけでフーシャ村に攻め来るわけでもなかったようですが…。
他の沿岸の街や村を襲っていたのか、本格出航を目指しての演習中だったのか、
道にでも迷っていたのか、行こう行こうとしながらも踏ん切りがつかずにいたのか…。
案外、10年に及ぶ雌伏からついに復活を遂げたブルージャムだったりして。

ところで、ガープは何故フーシャ村に戻ってきたんでしょう?
でかいヤマ終えての休暇かと思ったらそうでもないようですし、
戦争であまり活躍しなかったうえに
あっさりルフィを通してしまった咎による左遷人事でもなさそうですし、
今回の一件によってフーシャ村が特に狙われるようなことになる理由もありません。
どこに “海軍の英雄” がわざわざ戻ってきて特別警戒態勢まで敷くほどの要因が?

そういえば、コビーとヘルメッポがいません。
何かゆえあってガープと引き離されたのか、自ら別れたのか…。
コビーなんかは本気でサカズキに粛清されてそうでもありますが。


■ あの人は今は昔
村人は山賊被害と認識していますが、マキノさんのことは心配する必要ありません。
ということで、 1週 10年ぶりにダダンの登場。
見た目は全く変わってませんが、10年前はてつのおのだった装備が、
なんとこんぼうにまでランクダウンしています。
山賊界の不況もここまで極まったか。

ガープが殴られたのは、恐らくわざとでしょう。
酒場から姿を現したダダンを見て、
何が言いたくて、何がしたくて山を下ってきたのか即座に理解できたのだと思いま…ん?
それだとダダンはガープの帰還を知っていたということに?
それともたまたまマキノさんの店で飲んだくれてただけ?
こんぼう持って? んんん?
と、まあさすがにてつのおのだったら避けたでしょうけど…
ああでも、ガープならてつのおのでも効かない気がする。

山賊だけど知り合いだから手を出すな」 はちょっとムチャな気もしますが、
まあガープだからいいのでしょう。
山賊の取り締まりは海軍の仕事の範疇外だし。 嗚呼公務員。
いや、いいんだそんなことは。
かつてはエースを 「鬼」 と呼んで厄介者扱いしていたダダンが、
これまではガープに全く逆らえなかったダダンが、
そのエースを見殺しにしたとそのガープに喰ってかかる姿は胸に来ます。
前話のデレッぷりがあるからなおさら。
理由自体は八つ当たりというかやや筋違いといえるんですが…。

「あいつがどれ程 兄を慕ってたか…」 の後はどう続くんでしょう。
「知らねェわけじゃねェだろ!!」 か
「お前なんかにゃわからねェだろ!!」 だと思われるんですが、
後者だと自分に押しつけていったばかりのガープの無責任を糾弾しているように聞こえますね。

そこに割って入るマキノさん。
エース、彼女にはあいさつの仕方以外にも礼節全般を教わったようです。
ルフィの仲間たちを驚愕させ、バギーにさえ 「礼儀正しい」 と賞賛されたエースの姿勢は、
マキノさんの指導の賜物でしたか。
ルフィの 「「おめー」 じゃねェか?」 を完璧に無視するサマには笑ってしまいましたが。 ブー。
ただ、「ふたりを救えなかった」 というマキノさんの言は、
的はずれとまではいかないにしてもちょっとズレてるといえます。
というのも、少なくともガープは、ギリギリまでは本気でルフィも叩きのめすつもりでいました。
あくまで、「結果としてそれはやはりできなかった」 という話です。
決して救おうとしていたわけではありません。

ガープとルフィ、どちらが辛いのかは俺にはわかりません。
ただ、実は俺は、ルフィよりもガープに対する感情移入の方が強かったりします。
第571話での、あのガープの口上にあわせて
コートの背中の 「正義」 の文字がドン!とカットインされる演出がすごく好きなんですよ、俺。
そこから挿入されるエース & ルフィとの思い出を経て、最後の最後で拳を止めてしまうシーンは、
マリンフォード戦争編でも屈指の名場面だったと思うのです。
加えて、もしかしたら 「いやな事などいくらでも起きる!!」 は、
自分自身に向けた言葉でもあったのかもしれないと考えると、更に心が揺さぶられる。

フーシャ村の人々がダダン当人のことやエースとの関わりも全く知らないことにはちょっと驚き。
や、ガープのことですから、
てっきりまたいつもの調子でポロッと漏らしてるもんだとばかり思ってたので。
第0話に拠れば、ガープはエースに会いに行く際、
村の人々には 「山へ行く」 とだけ言っていたようなんですが、
それを最後まで通せたことは奇蹟とさえ言ってよい
村長の空気読みっぷりは今日も冴えわたる。


■ 墓標は完成した
思わず目をこすって見返してしまった “白ひげ” の墓標。
いや、一瞬、“白ひげ” が巍然と仁王立ちしてるように見えたんですよ。
漫画ではよくある、死者の幻影というかイメージが悼む者たちの目に映ってる描写、あれかと。
しかし、よくよく見たらコートと薙刀、それに海賊旗の具合でそう映ってただけでした。
まあ俺が勝手に視た錯覚なんでしょうが、
それを狙って描いてたのだとしたら尾田先生とんでもない漫画力だな。

花よりも酒を備えてやった方がよかったんじゃないか…と、差し出がましく思います。
墓銘の下の碑文は読めないなあ。英語じゃない?

“白ひげ” の墓標が派手すぎてエースの方はちょっと寂しい気もしますが、
トレードマークの帽子と…もう片方は何だろう?銃?剣?
ちょっと判りませんが、いつも腰に帯びてた武器ですよね?
それらによって形成された墓標は、くしくも 「エースの国」 の天守閣と同じ十字模様です。
そのことでホロリとしかけたんですが、そういえばその城は、
国ごとルフィの国に併合されたうえに天守閣もつぶされていたんでした。 あのゴム野郎!

第580話感想にて 「“白ひげ” とエースは梟首するべき」 という
ドーベルマン中将の主張はまぎれもなく正論で、
それを取り下げてシャンクスの申し入れを飲んだセンゴクの胸中がわからない
という旨を書きましたが、「“白ひげ” への敬意」 がひとつの答えであったようです。
もちろん、「“赤髪” への信頼」 もあってこそでしょうけど。
そんなシャンクスへの礼の言葉が見つからなかったマルコが述べたのは、
何の飾りもない 「ありがとう」 の一言でした。…ああ、いや、「ありがとよい」 の一言でした。

シャンクスがロジャーに抱いている 「逃げて欲しかった」 は、
ガープが回想編で語ったロジャーの在り方にそのまま向けられますね。
(シキの大艦隊と対峙したときはシャンクス、戦る気も戦らせる気も満々でしたが)
しかし、ロジャーはそれでも生き延びたが、エースはそれができなかった。
それを 「エースはロジャーの域には及ばなかった」 とすることは簡単ですが…さて。
「泣いて欲しかった」 は…例えば病気のことでしょうか。
船員の前では苦痛に涙することも無念に咽ぶことも決してなかったのでしょう。
船長…あんたが 「船長」 でいるとき、
想像を絶する痛みの中でそんなそぶりを一度も見せてくれなかったな。
オレはそれが少しくやしかった。

整列してシャンクスを見送る “白ひげ” 海賊団一同。
今後、彼らはどうするんでしょう。
マリンフォード戦争編開始当初、俺は
「“白ひげ” は死ぬもエースの救出には成功し、“白ひげ” 亡き後の一味をエースが継ぐ」
と展開予想していました。
しかし、“白ひげ” はおろかそのエースさえ死んでしまいました。
当面はマルコが船長代理としてまとめるのでしょうが、“四皇” としての勢力はもうないでしょうし、
カイドウあたりが攻め寄せてきたら勝ち目がない気がします。
海軍だってあくまで 「この場」 を見逃しただけで、
最終的には白ひげ海賊団に引導を渡すことを考えて不思議はありません。
というかむしろそれが自然です。
しかも、敬意を表したそのセンゴクは失脚の気配すらあります。
また、世界政府から勅令を受けたドフラミンゴ&サカズキが
手を組んで白ひげ海賊団殲滅に向かう可能性だって…うう、正直、それ見たい

ジョズはどうやら一命は取り留めたようで、
その向こうにはサカズキに焼き殺されたかと思われたクリエルもいます。
……あ、いるよ! いる!

アトモスがいる゛よ!!!!

しかも、画面の一番手前、ジョズの対面というやたらいい位置に陣取っています。
なんで何の役にも立たなかった13番隊隊長がそんないいポジションにいるのか
そこはビスタあたりが立つべきではないのか。

シャンクスにも敗北と落涙と遁走の記憶があるのかしら。
ロジャー処刑の日は泣いたと思いますが、残りふたつはどうだろう。
ルーキー時代には、強大な敵の前に敗れることもあったでしょうが…。


■ 失うものと得るものとないものとあるもの
「おれは弱い!!!」 「何一つ守れねェ!!!」
実時間はかなり経過している (約1年) ために見落としがちですが、
作中時間ではルフィが目の前の大切なものを守れなかったというのは、
シャボンディ諸島でくまに一味を壊滅させられてからの立て続けなんですよね。
それがルフィの暴走的自傷に拍車をかけているのでしょう。

そんなルフィを、エースに頼まれたため、
あるいはルフィを認めた自身の意志のために気遣うジンベエ。
「―――ならばエースさんの体も本人のもの」 「彼が死ぬのも彼の勝手じゃ」
一見すると非道かつ無情なセリフですが、
実際には 「そんな考え方などしていないからこそルフィを気遣っている」 ジンベエなわけです。
しかし、我を失ったルフィにそれを解釈するだけの思考はありません。
そんなルフィを、担当医から 「今度傷口が開いたら死ぬ」 とお墨つきをもらったにも関わらず
容赦なく地に叩き伏せるジンベエ。
まあ、(魚人) 柔術も修めているジンベエですから、
そのあたりの加減はちゃんとしている…はずです。

「…痛で…!!!」 「ででで……でで!!!」
痛いわァア!!!「このガキャア!!!」
あ、素の反応

指を折って数えるルフィ。
その 「表情の見せ方」 に引き込まれながらも、
「まず命がある。 麦わら帽子もある。 船も…ここにじゃねェけどある。 肉は…ねェ」 と数えていき、
最後に 「仲間」 に思い至ったのか、
「ゾロ、ナミ、ウソップ…」と最初から仲間を数えていたのかが判別つかなくて少し困ってたり。

差し挟まれるエースの回想のこうかがばつぐんで目から海水が出る。
完膚なきまでに破れた自信。
越えられなかった現実という壁。
いかに自分が無力かを思い知った。
どんなに鍛えても届かないかもしれない奴らが、無数に存在した。
しかし、自分にはそれを補いあえる仲間がいた。
でも、思えば…思い返せば、

「何もできねェから」 「助けてもらうんだ!!!」
「おれは剣術を使えねェんだ このヤロー!!!」
「航海術も持ってねェし!!!」 「料理も作れねェし!!」 「ウソもつけねェ!!」
「おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!!!」

そんなことはとうの昔に知っていたはずのルフィ。
何故忘れるようなことがあったのか、見失うようなことがあったのか。
絶望はかくも心を曇らせる。

ここで 「仲間との再会」 が出てくるわけですね。
失意のきっかけのひとつとなった 「仲間との別離」 が、今度は希望となる。 美しいなあ。
ただ、エースを失った、救えなかった絶望感は、「我慢」 「とりあえずの封殺」 といった形となり、
それは仲間との再会をもってしても根本的には解消されません。
やはりここを解くカギこそはサボとの再会…ということになるのでしょう。

「あいつらに会いてェよォオ!!!!」
そうですね、俺もそろそろそう思ってました。
ちなみに、ナミとブルックだけ感嘆符が3つであることに意味はないと思います。
さすがに。 たぶん。
あと、色んな意味でサンジが心配です。


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