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ぬらりひょんの孫 公式データブック 『妖秘録』 レビュー&感想 

ぬらりひょんの孫 キャラクター公式データブック 妖秘録 (ジャンプコミックス)ぬらりひょんの孫 キャラクター公式データブック 妖秘録 (ジャンプコミックス)
(2010/07/02)
椎橋 寛

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1週間経っちゃったのでまだ需要あるかわからないけど、
せっかく買ったことだし、レビューしちゃうよ!

結論から言ってしまうと、

 出来次第で買おうと思っていて、しかもハードルを高めに設定している人や、
 780円という値段に躊躇してしまう人に自信を持って勧められはしないが、
 クォリティはまずまず。 ファンならもちろん買って損はない。


といったところ。

いきなり結論から入ってしまったのは、
本書のカバー範囲が、最新のコミックス第11巻未収録分も含んでいるため。
その結果として、以下のレビュー&感想は、
本書だけでなく本編の内容もネタバレ完全解禁となっています。
それでいて俺の気分次第で伏せたりしている
ゆえに、コミックス派の方は、
このレビューを読むにも本書を購入するにも注意が必要です。

ということで、ネタバレどんとこいな人々は以下もどうぞ。

7月17日修正:
以下の本文中で 「ヨコがA4と同じ」 としてしまっていた
「描きおろしロングポスター」 ならびに 「羽衣狐様通信」 ですが、誤記しておりました。
正しくは、ヨコは 「B5と同じ」 です。
参考にしてくださった方、読んでくださった方にお詫び申し上げます。
 
 
 ■ 概要
「奴良組」 「四国八十八鬼夜行」 「奥州遠野一家」 「京妖怪」 「花開院家」
「清十字怪奇探偵団」 「椎橋組」 といった具合に、勢力ごとにいわば紀伝体でまとめられている。
一部明らかなツッコミ待ちが見られるが、さほど気にする必要はない。 十分真っ当である。

さて、各項の内訳はそれぞれ
 (1) 勢力・組織全体の概要 (本拠地、構成員数など)
 (2) 所属キャラクターデータ (プロフィール、性格、作中での活躍、“畏” 能力の解説など)
 (3) オマケの小ネタ企画ページ (知っててトクする情報や、ちょっとしたお遊び企画)
 (4) 椎橋先生描きおろしイラスト (ラフイラスト。 基本的には一枚絵)
が基本的なパターン。

余談だが、所属キャラの紹介順は各勢力必ず頭首をトップにもってきているため、
主人公であるリクオが初代、二代目に続いて3番手でようやくの登場であったり、
遠野勢の頭首が赤河童などという端役も端役なために
「頭首インタビュー」 をイタクが代理で受けていたりするのがちょっとおもしろい。

なお、カバーしている範囲は先述のとおり、だいたい第百幕前後。
第11巻収録分ともうちょっとといったところ。
しかし、実際には首無と毛倡妓の夫婦ぶりや、
秋房の項に 「一命を取り留め、前線へ復帰を果たす」 と記されているなど
かなり新しい情報が見られる反面、
それ以前に明かされた茨木童子の板の真相は、わずかにほのめかされるに留まっている。
それでいて “鬼太鼓” には全く触れられておらずと、結構な揺らぎが見られる。


 ■ 勢力 & キャラクターデータ
若干の不安はあったものの、おおむね満足のできる内容。
ある程度の情熱をもって本編を読んでいる読者ならばほとんどが既知の情報だが、
こうしてまとまっているのはやはりありがたいだろう。

注目は、本編に先駆けて明示されたつららと雪麗の関係や、
ジャンプ本誌で本人も心配していたつららの体重、苔姫とロザリー (*1) の関係、
一般戦闘員であったことが判明したムチ (狒々…) など。
あと、個人的に期待していた三ツ目八雲。
山ン本五郎左衛門に入れ替わられていた彼だが、
それはある時期を境に替わられていたのか、だとしたらそれはいつからなのか、
入れ替わられている間、本ものは囚われていたのか殺されていたのか、
最初からそんな奴いなかったのか、触れられているようなので読んでみたら…オイ

(*1) 過去編に登場した 「涙が真珠になる姫 」 のこと。
   生き延びたにも関わらず最後まで名前が不明だったため、その能力にちなんでつけた仮名。
   他に 「雪菜」 と呼ばれることもあったようだ。

各キャラクターの基本情報として簡単なプロフィールも載っており、
そこには 「所持品」 という興味深い項目もある。
「所持品」 とはいうものの、
実際には 『月華の剣士』 でいうところの 「シンボルアイテム」 に近い内容で、
キャラの魅力や個性を深めてくれる…のだが、
ややウケ狙いに走りすぎてしかもハズしている感があるのが残念。
27代目秀元の 「巻物 「花開院妖秘録」」 あたりはおおいに納得できるし、
牛鬼の「自費出版自伝 「私の愛した奴良組」」などはまだ笑えるが、
黒田坊の 「新書 「痴漢に間違われないベスト法」」 や、
雅次の 「文庫 「天パとつきあう方法」」 はもう少し何とかならなかったのか
しかも、黒田坊と雅次のアイテムはその1点である。 いくらなんでもひどい
どこまで椎橋先生のセンスかどうかはわからないが、書籍に頼りすぎではないだろうか。

あとどうにも腑に落ちないのは、各キャラごとのページ配分。
魔魅流や雨造、鏖地蔵などのまだ本格的な活躍をしていない現在進行形キャラに関しては、
勇み足の危険性もあって書きづらいのは理解できる。
しかし、既にそれなりの露出をし、情報量も貯まっているはずの京妖怪幹部が
軒並み1ページに抑えられている一方で、
旧鼠や置行堀が2ページももらっている点にはさすがに釈然としないものを感じてしまう。
他にも

・良太猫 → 2ページ
・一ツ目入道 → 1ページ
・土蜘蛛 → 2分の1ページ
・白蔵主 → 2ページ
・二十七面千手百足 → 1ページ
・鞍馬天狗 → 4分の1ページ

という振り分けはどう考えてもおかしいのではないだろうか。
鞍馬天狗なんぞ、紹介順さえ白蔵主や二十七面千手百足より後である。


 ■ 企画コーナー
上記の 【概要】 でいうところの (3)。
各勢力にまつわったりまつわってなかったりする、
作品のお得情報だったりただのお遊びだったりするコーナー。

おもしろかったのは、「京妖怪掲示板 “妖ったー”」
京妖怪の間で流行ってるらしい電脳通信で、羽衣狐の1日を密着レポートしている。
基本しょーもないお気楽な内容だが、
第五十七幕でしょうけらのもとを訪れていた少女が夏服版羽衣狐であったこと、
第七十三幕での羽衣狐寝起きシーンが午後3時であったこと、
羽衣狐の睡眠時間は10時間であることが明らかになるなど、妙な情報が転がっている。
まあ、どこまで信じていいものかはわからないが…。
また、こんなところでもやっぱりツッコミ役の茨木童子に乾杯。
それにしても妖ったーて

あと、俺の 「清継くんの妖怪タイプ別診断」 の結果は “人間”。
妖怪ではない
あるいは、人間もまた不気味な化け物であるという風刺であろうか。


 ■ 描きおろしイラスト
上記の 【概要】 でいう (4) のこと。
「実録! ある日の○○」 として、
それぞれの勢力にまつわる小ネタ的ワンカットが1ページ分描かれている。
(○○の部分には各勢力名が入る)
ただし、ラフイラストである。
お気に入りはやはり 「京妖怪」。
羽衣狐の食事風景?だが、何故か食事前にナプキンで口元をぬぐっている。 かわいい。


 ■ 椎橋寛先生関連
ロングインタビューに仕事場風景など、椎橋先生に関する情報。
「1週間のスケジュール」 ってこれ…休みないんですけど…。
まあさすがに木曜日は1日中打ち合わせしてるわけじゃないだろうし、
毎週休みなしということもないだろう…けど……あの仕事量を見てると案外……。

「片手☆サイズ」 の名の由来はあるようだが、黙秘されてしまった。

さすがにメイン級だけだが、
インタビュー内の別枠で各キャラの誕生秘話的なものも語られている。
現代版羽衣狐は
「この世で最も美人なキャラにしようとおもって描きました」 とのこと。 うむ。 うむ。
ちなみに、その羽衣狐の黒ずくめスタイルのアイディア元となったのは、
なんか通りすがりの人だったようです。 おい! ありがとう! 通りすがりの人!

「清継は 『ぬら孫』 の初期を引っ張ってくれた功労者」。
まあそのとおりだとは思うのだが、なんか過去の人扱いされてるのが気になるところ。
本編でも、ストーリーに置き去りにされないよう
わざわざ京都まで来たのに眠らされちゃっただけだしなあ。 しかも味方に

アシスタントのよしむらかなさんの描かれた羽衣狐 & 娘狂骨のイラストは必見。


 ■ 掲載漫画
いつかコミックスに掲載されるかと思っていた読みきり版。
まあ、今になって特に言及するような点はないが、
表紙がちゃんとカラーで収録されているは嬉しいかもしれない。
新人レベルでこの画力を見せつけられたら、そりゃあアンケートダントツ1位にもなるさ。

もう1本は描きおろし。
『妖秘録』 を入手して大はしゃぎする清継くんの話…なのだが、わずか2ページである。

また、連載2周年記念の祝宴漫画もしっかりカラーで収録されている。
「実は妾は十七幕から登場しておる」 という羽衣狐の発言に、
飛びつくようにコミックスを確認した読者に、一様に 「誰だよ」 と言わせたアレである。
俺はアレ、たぶん淀殿バージョンだと思う。 若かりしころの淀殿。


 ■ オマケアイテム & 特典
【描きおろしロングポスター】
ロングとは言うものの、実際はヨコがB5と同じでタテが少し長いといった程度。
切り取り線などはなく、それでいて絵は用紙いっぱいに描き込まれているため、
本当にポスターとして使わせる気があるのかどうかは不明だが、
一応リバーシブルの形になっており、表は昼&夜のWリクオ。
裏は本書中の 「任侠妖怪分布図画」 のカラー版。 羽衣狐は相変わらず顔色悪いです。

【百鬼千社札シール】
初版特典。
全12種類で、キャラクターはリクオ (夜)、雪女 (つらら)、青&黒田坊、首無、河童、鴆、
遠野一家 (イタク&淡島&冷麗)、玉章 & 犬神、ゆら、カナ、ぬらりひょん (初代)、羽衣狐。

昼リクオがいなかったり、清継くんがいなかったり、
遠野勢の中では露出の多い雨造が少ない冷麗に取って代わられていたり、
それでいて紫はいなかったりするが、総じて無難な出来といえる。
なお、並び順からして不安になる方がいるかもしれない羽衣狐は、
ちゃんと現代版であるので安心してほしい。


【羽衣狐様通信】
初回出荷特典。
これめあてでの購入を考えている人は要! 注! 意! な一品。

ブツ自体は、ポスターと同様のよくわからない規格のペーパー。
冊子に折り込まれているため、気づかない間に落としていたり、
最初から入っていなかったりする事案が各地で発生していないか心配になってしまう。

一応両面印刷だが、
裏は 『ぬらりひょんの孫』 のアニメ化の告知と宣伝なのでたいした価値はない。
そして、困ったことにブツ自体にもたいした価値は見出せない。

肝心の羽衣狐の御姿は本編の使いまわしで、新規イラストはない
全体としても、その使いまわし絵に新聞記事風の文章が添えられているだけ。
それさえさほど中身のあるものでもなく、下僕どもにとって価値があるのは
「羽衣狐は寝るときはいつも裸」 と
「京都征服の準備が整うまではちゃんと女子高に通っていた」 という情報くらいだろう。
ただし、前者の情報は本書中にも掲載されている。

そして、ジャンプ本誌の告知ページに 「描き下ろし漫画付き!」 と大々的に記されていた
「描きおろし漫画」 は4コマで、茨木童子 ネタである。

繰り返すが、この特典めあてでの購入を考えている人は要! 注! 意! である。


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