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ぬらりひょんの孫 第130話&第131話&第132話&第133話感想 

ここ最近、『ぬらりひょんの孫』 の掲載順位が冴えません。
とはいっても、51号まではも中位前後だったんですが、52号ではえらく下がっちゃいました。
人気が落ちたのかと心配してみるも、センターカラーや増ページはわりとコンスタントにあり、
コミックスの売り上げも上々、アニメも放映中で他のメディアミックスも盛んと、
特にその様子もなし。

単に偶然の範囲内なのか…と思いましたが、
ひょっとしたら、スケジュールに無理が出てるんじゃないでしょうか。
描き込み量は相変わらず半端じゃありませんし、
以前同様に休みなしで描き続けてるとしたら、そろそろ反動が来てもおかしくないぞう…。

ということで、紀伝体で書いてみた溜めすぎた 『ぬら孫』 感想、以下どうぞ。
 
 
 第百三十幕 「闇に囁く者」
 第百三十一幕 「暗黒の宴」
 第百三十二幕 「京都炎上」
 第百三十三幕 「うり二つ」


第百三十幕のサブタイトルにニヤニヤしてしまう。
ダメだ! 行っちゃダメだウィルマースぅ!!
っていうか、なんであそこで行くかね、ウィルマース。

 ■ “鵺” 安倍晴明関連
現代に黄泉返った “鵺” こと安倍晴明は何故か蒼天航路ではなく、
『GS美神』 のアシュタロスか、
それとも 『トリニティブラッド』 のユーグ・ド・ヴァトー (*1) か。
はたまたハイパーしょうけらかといった風体にイメチェンしていました。
理由は不明です。
なんか髪の色まで変わっちゃって、どう見ても別人種の別人なんですが…。
1000年ぶりの地上なのでおめかししてきたんでしょうか。
帝国陸軍軍服姿の鯉伴パパの異常なかっこよさに対抗して
目いっぱいオシャレしてきたんでしょうか。
まあおめかしもオシャレもなんですが。
十分かっこよかったのになあ、蒼天航路。
しょうけらがいちはやく、しかもあっさりと退場させられた?のは、
椎橋先生がこの 「晴明の」 デザインを気に入ったため、
かぶるルックスの彼をさっさと始末にかかったせいだったのかもしれません。

(*1)
『トリニティブラッド』 ユーグ・ド・ヴァトー
   tribla_01.jpg


最初は、母衣狐を地獄に突き落としたのかと思いましたが、描写をよく見直してみると
「生命力が尽きて地獄に引きずり込まれそうになっている母衣狐に
 手を差し伸べることをしなかった」 が正解のようです。
(リクオが 「母に手をかけ…」 とも言っているので実際よくわからない部分もあるんですが)
また、その母を見殺しにした理由というのも
「闇の影の魔道を歩む自分にとって、太陽など在ってはならない」 ためかと思いきや、
どうも 「太陽を背にしてこそ闇と影が生まれる」 という主張に拠ってる模様。
少々わかりづらいですが、
要するに 「自分によって統べられるべき闇は自分の存在によって生まれる影」 となるようで、
大敵の抱くものとしてなかなか悪くないイデオロギーです。
もっとざっくり噛み砕くと 「俺様の俺様による (俺様含む) 妖のための闇!」 って意味ですね。

で、形としては母親を見殺し?にしたわけですが、それ自体は計算違いの面もあったようですし、
母への敬意と愛情は今なおしっかりもっているようでもあり、
プラス母衣狐が納得して死んでいったせいもあって、薄っぺらな非道感はありません。
どこまで椎橋先生の狙い通りなのかはわかりませんが、
今のところ大ボスとしての風格は上々といっていいでしょう。


 ■ 羽衣狐関連
刺されたのであれば、
漫画世界ではおなじみの 「急所は外れてた理論」 で何とかなるかと思いきや、
思いのほかざっくり斬られてました
それでも 「治療してやってる」 と言っているからまだ生存の望みはあるのかと
一縷の期待をかけましたが、第百三十三幕のラストの様子を見る限り、
どうもお亡くなりになっていそうです。
「祢々切丸は妖怪しか斬れない理論」 にもすがりたかったところですが、
淀殿も完全に斬殺してましたし、もとは人間であっても憑かれていたら妖怪扱いになるようです。
依代さんの方のお話です。

一方、これまで各所で
「見た目は大事。 ちょうだいじ」 の大合唱を呼び起こしてきた中身狐さん。
(俺はこのヒトはこのヒトで好きなんですけどね…)
直前まで取り乱しまくっていたのに
息子の裸を見てドキッと顔を赤らめて冷静さを取り戻すというコントで対抗。
いやまあこれを指して 「冷静さを取り戻した」 と言えるかどうかは微妙なところですが

で、読者の 「ああおまえの方は別に死んでもいいや」 という冷たい声を
一身に受けたものかどうかは寡聞にして存じませんが、地獄門に引きずり込まれてしまいます。
別にまだ死んだわけでもないのに地獄門は無茶します。
勤勉なんだか大雑把なんだか…あるいは、
キャラ的にもう死んでるからいいよねという意図でもあったんでしょうか。
これで中身狐の方はもう完全に退場なんでしょうかね。
今ここに地獄門が開いてさえいなければ、また転生モードに入っていたんでしょうが…。

いずれにしても、
「それが息子が望んだことであるならば恨みも悔やみもなく地獄に堕ちることも厭わない」 という、
美しい母の愛の見せ場なのに、その今わの際に発した声が 「ボアアア」
だいなし
どうして、どうしてせめて 「せいめいっ せェェメェエ」 「愛じでる」 で止めてあげられなかったのか。
椎橋先生の抱える心の闇が垣間見える一瞬。


 ■ 山ン本五郎左衛門関連
手先だとばかり思っていた鏖地蔵は、山ン本五郎左衛門の分身でした。
こいつは一本取られた。

地獄でのぼんやりもわもわした姿からしても、
鏖地蔵に限らず日本中に各パーツから生み出した分身を散らし、
自身の復活と奴良組抹殺のための準備や工作を行っていたようです。
あの靄のようになってる部分は全て出張中のパーツであり、
そして 「こんだぁワシのわき腹を潰しおった…」 というセリフからするに、
それも結構各地で阻止されてたわけですか。
鏖地蔵が、このシーンで 「ある方の目」 なのか 「ない方の目」 なのかは気になるところ。

晴明は山ン本を 「ごくろうだった」 とあたかも配下のように扱ってますし、
山ン本も山ン本で晴明に対してあえて下手に出ているようですが、
明確に晴明上位の力関係なんでしょうか。
でも、大物2者が並んで登場すると、下手に出ている方が操ってる側、
もしくは土壇場で後ろから刺す側と深読みしちゃうのが漫画読みの常。

後に神野や八岐大蛇なんぞ出てくるものかどうかわかりませんが、
現状だと晴明より山ン本の方にラスボス臭が嗅ぎ取れちゃうな。

あと、山吹さんが幼子狐となったとき、晴明、鏖地蔵とともにいた残るふたつの影は
晴明の別イメージなのか、山ン本五郎左衛門の他の分身なのか、
あるいは更なる敵なのか…?


 ■ 京妖怪関連
晴明と戦うことをあれほどあれほど楽しみにしていた土蜘蛛は、
なんか晴明の “重圧呪文ベタン” によって瞬殺されちゃいました
ここまでさんざん化け物描写してきた彼を、まさかこんな噛ませ犬にしちゃうなんて…。
ただ、土蜘蛛からの攻撃はあっさり防がれましたが、
晴明の反撃そのものでダメージを受けたような印象は薄いですし、
さほど効いてはいないけどたまたま真下に地獄門があったのが不運だった…
といった可能性もあるでしょうか?
短い時間で自分の力だけを一方的に示すことで勝ったように見せる。
北神も使った手ですね。 幽助には全く効果ありませんでしたが。

晴明くんに地獄門に招かれ、ホイホイとついて行ってしまう京妖怪たち。
あれほど羽衣狐ひとすじだった彼らが、
こんな簡単に外身も中身も放り出して行っちゃうのはさびしく思わざるをえないんですが、
でもこれ、鏖地蔵のセリフからして
「晴明第一主義」 の洗脳が彼らにはかけられてるんでしょうか。

わりと一貫したをもつ茨木童子はすかさず晴明に従い、
一瞬とはいえ洗脳の効果が弱まった気配のあった鬼童丸にはわずかな躊躇があり、
その必要がなかったため記憶を操作されていない?狂子は迷わずお姉さまのもとに残った…
と、こう考えると辻褄もあいます。
特に狂子に関しては、この展開を見越しての代替わりだっだとしたら見事な構築だなあ。

で、そんな “鵺” 復活の宿願成就に向けて羽衣狐に従い続けてきた忠臣たちですが、
ひとり足りないことを誰か気にしてやってくれないかしら。
などと親心出していたんですが、よく考えたら足りないのは ふたり だった

鞍馬天狗さんお元気ですか。


 ■ 地獄門関連
隣町に里帰りするかのようにあっさり地獄に帰っちゃう晴明。
こんな簡単に出入りできるもんなの?
この様子なら、土蜘蛛も地獄で元気にやっているんじゃないですかね。
でも、落ちて来た際の隙を突いて山ン本に洗脳されちゃうような気もします。
ふんだりけったりですね。
母衣狐の方はHPが尽きちゃってるっぽいので無理そうですが…
まあ、最後にかけた言葉が 「ボアアア」 では、
たとえ無事でも恥ずかしくてあわせる顔がないかもしれません

京都編の後には 覇王丸 地獄編が待つのか?


 ■ 奴良鯉伴&山吹乙女関連
うわあ、切ない話だ。
山吹さん、本人の言からするに精神的に参って命をすり減らしちゃったみたいですね。
そりゃあなあ…淀殿狐は 「子々孫々呪ってやる!」 って言ってたんだから、
まさか子そのものができないなんて思わないだろうし、
しかも 「義父は相手が人間だったので問題なかっただけです」 なんて
ますますもって考えるわけないもんなあ。
後者はともかく前者が意図的なミスリードとは思えませんから、
羽衣狐の呪いに関しては過去編ラストから設定変更でもあったか、
もしくはあの時点ではまだ設定固まってなかっただけだったりするんですかね。
まあ、「羽衣狐がうっかりかける呪いの種類を間違えた」 可能性は捨てがたいんですけどね。
花開院家の方には意図したとおりに代々早死にする呪いがちゃんとかかったのに、
奴良組の方には知らんうちに違う呪いがかかっちゃいました、みたいな。

で、依代狐の正体ですが…少々ややこしいことになってますね。
でも、「鏖地蔵 (山ン本) の “記憶操作”」 に 「晴明の “反魂の法”」 と
ヒントはちゃんとあらかじめ提示されていましたから、きちんとわかるようにはなっていたわけです。
まあ 「幼女化して反魂」 はやや飛び道具気味ですが。
俺は、「これ」 がつららと雪麗の関係だと考えてたんですが。

それはさておき、まとめてみると

 “反魂の法” で蘇った山吹は、
 「自分は鯉伴と山吹の娘」 という偽りの記憶を植えつけられ、リクオを通じて鯉伴に近づいた
   ↓
 頃あいを見てとった山ン本 (鏖地蔵)、幼山吹に花輪に隠した “魔王の小槌” を渡す
   ↓
 鯉伴パパが “鍵” となる古歌を口ずさんだことでバッサリ
   ↓
 自分が 「山吹乙女」 そのものであることは
 鯉伴を刺した後で思い出すようにプログラミング?されており、
 愛した男を殺してしまった後悔やら自責の念やら衝撃やらで心根が黒だよ…真っ黒ォ!に
   ↓
 羽衣狐復活!!

ってことでいいのかしら?
“魔王の小槌” が渡される前に鯉伴パパが古歌を口にしちゃったらどうするつもりだったのかとか
ツッコミたくなりますけど、そのへんの保険はちゃんとかけてあったんでしょうか。

「偽りの記憶」 の内容は、記憶の断片中の鯉伴を 「お父様」 と呼んだことや
鏖地蔵の 「出来なかった偽りの子のふりをしてな!!」 からして、
「自分は鯉伴と山吹の娘である」 でよさそうです。
だとすると、それを聞いたときの鯉伴の心情は
「とまどっていました」 なんてレベルじゃないような気もしますが…。
だって、それなら別れる必要なかったんだもの!
なんで帰って来てくれなかったのさ!
あるいは、それ自体は鯉伴には告げなかったんでしょうか。
鯉伴の方からは 「似てたからほっとけなかった」 ってことで。

なお、俺がさんざんツッコんだ、
「依代のお嬢さんはあんな歳から心根の黒さ頂点だったのかよ!」 には
ちゃんとした回答が示されており (しかも実は重要な伏線だった)、そこはよかったです。

山吹さんはリクオを見て言いたい放題言っちゃってますが、若菜ママの立場がないなあ。
これじゃあまるっきり 「山吹ママの代用品」 じゃないですか。
あまり気分よくないぞう。
…まあ、まだ現在進行形のお話ですし、今後、なんらかのフォローがあることを祈りましょう。
人間サイドは昼リクオの担当!ということで、
昼リクオと清十字団が一役買ってくれる展開だと嬉しいですね。


 ■ リクオ&祢々切丸関連
奴良組三代の血を吸った “魔王の小槌” に対し、
羽衣狐二代の血を吸った祢々切丸が微塵に砕かれてしまいました。
晴明をもってして 「いい刀だ」 と言わしめたのはさすが秀元くん自慢の逸品です。
リクオにしろおじいちゃんにしろ、これまで格上の相手にも勝利を得られたのは、
対妖怪の絶対兵器であるこの刀あってこその面も否めないわけですが、
それがここまで全く通じないとなると、
新たな刀は祢々切丸を遥かに凌駕するものでなくてはなりません。

主人公が新しい武器を得る、あるいは破壊された武器を強化再生するという展開は
バトルファンタジーの大事なお約束的ヤマ場のひとつです。
『ハーメルンのバイオリン弾き』 では
サイザーに破壊されたバイオリンを修復できる唯一の存在としてヴァイ・オリンが登場し、
新生バイオリンをもって幻竜王ドラムとの一大決戦に臨みました。
『ダイの大冒険』 では “竜闘気” に耐えられる武器をもたらすべくロン・ベルクが登場し、
“ダイの剣” をもって鬼眼城との一大決戦に臨みました。
他にも 『ロトの紋章』 『るろうに剣心』 などなど、
様々な作品において重要な、また大きなイベントとして扱われます。
従来の武器を破壊する側の敵も重要人物ばかりですね。

この作品ではどのキャラが新たなる刀の作成にあたるのでしょう。
全くの新キャラの可能性もありますが、今ある材料から判断するなら
「秀元くんの指導のもとに秋房が鍛える」 という線が妥当でしょうか。
そろそろ秋房にも活躍の場を!

とはいえ、さすがに花開院勢は秀元くんに頼りすぎなきもします。
ゆえに…そう、ゆえに今こそ是光さんに活躍の場を!


『ONE PIECE』 第605話感想も読む


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