スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ONE PIECE 第627話感想 

俺さんじょー。

ジャンプ 2011.26号分のワンピース感想、以下どうぞ。
 
 
 第627話 「かたじけない」

 ■扉絵連載世界の甲板から Vol.1 3「バラティエ - 連結式鉄板焼艦 “ナスガシラ号”」
カルネでした
揃いも揃って帆が張りづらすぎるデザインです。
どうでもいいけど、対をなすのが鉄板焼とデザートってバランス悪すぎやしないかい?

それにしてもバラティエの連中は本当に (手配書の) サンジが大好きなモヨウ。
この連結艦の 「ナスガシラ」 ってのも、「サンジ (=チビナス) の頭」 って意味なんですかねえ。
強敵との戦闘時にはサバガシラ1号同様、
このサンジヘッドが戦闘艇として分離&出撃可能とみた。 HPは80。


 ■ 誰が殺したフィッシュクィーン
「隠せ……!!」
「………!! これまでの王妃の苦労の日々はどうなる!!!」 「あんまりじゃないか!!!」

王国兵に親分呼ばわりされる海賊というのはちょっとおもしろいですが、そのジンベエ親分。
気持ちは解りますが、
現況に対して都合が悪いからって事実を隠匿したりしたら世界政府と同じですぜ。
しかも、じゃあ具体的にどう隠そうかってなったら、「犯人いまだ見つからず」 か、
スケープゴートを仕立てて 「犯人は魚人 (人魚) でした」 にするしかなく、
歪みは大きくなるばかりです。
結果論とはいえ、ホーディが即時公開したのは正解だったといえるでしょう。

実はこれまでヒソカに、オトヒメ自身、あるいはその思想と活動に対するホーディの感情が
どういうものなのか気になっていたんですが、「事実は事実!!!」 のコマや、
島民に向かって犯人 (?) の死体を掲げて見せたおりの表情は、
本気で激昂しているっぽい?
今話終盤で語られる彼の性質からするに、 「魚人の貴人に、人間ごときが手をかけるとは」
といった意味での怒りである可能性は低そうですしねえ。

ということで、オトヒメ暗殺犯は人間であり、射殺体で発見されました。
誰が信じるんだいこんなの

 (1) 動機が不明
何故、この海賊にオトヒメを殺す必要があったのか。
本来なら真っ先に明かされねばならない部分が全く、
それこそ不自然なまでに描写されていません。
驚くべきことに、誰ひとり追及しようとさえしません。 大丈夫かこのウオら。
テロルってのは、目的があってするものですぞ。

これまでのストーリーラインから考えて…ということになりますが、
今このタイミングで人間が彼女を殺す意味はないといっていいはず。
「人間」 という種族サイドからすれば、わざわざこんな形で人間と魚人との離間を図ってまで、
魚人たちの海上移住を拒む理由はありませんから。
しかもこいつが海賊とくればなおさらそんなご大層なこと考えているはずもなく
あるとしたらせいぜい、この海賊も天竜人に恨みがあり、
見殺せばいいものをいちいち助けたオトヒメに逆恨みをして…といった、
海上移住とは全く別問題を理由にしたものですが、それとて強引にすぎる。

 (2) 現場が描かれていない
オトヒメに発砲する現場と、兵士に射殺される現場の両方です。
登場と同時にすでに死体であり、生きて動いているところは誰も見ていません。
駆けつけた王国兵たちが彼を射殺するところから今話は始まるわけですが、
描写を見る限り、殺されたのが本当にあの場でのことであったのかどうかさえ疑わしい。
最初からあの場所に、人間の海賊の射殺死体が置いてあった可能性を俺はにらんでいます。
「コイツだ 間違いない!!!」 といきなり決めてかかっているのもあやしい。
何をもって断定したのか全くわかりませんからね。
そのへんにいた何の関係もない海賊をいきなり射殺してでっちあげた…
というようなことはさすがにないでしょう。

 (3) 署名を燃やせない
どう見ても単独犯であるこいつには決してできないことがあります。
オトヒメから護衛兵を引き剥がすことになった署名箱の炎上ですね。
衆人環視の前で、ひとりの目撃者もなくあれをおこなえるのは王国兵か、
署名を入れた島民のみ。
薄っぺらい署名用紙に発火物を隠して投じるなどという行為が極めて困難であることを鑑みれば、
内応者が王国兵内にいた確率は非常に高い。
加えて、逃走手段もろくに提示せずに人間の、
しかも海賊を暗殺に協力させることは難しいはずですから (一応、人質という手もあるにはあり)、
こいつは単なる囮である可能性はますますもって大。
なお、デッケンとかいう魚類のしらほしタッチ同様、
かねてより機会をうかがっていたところにたまたま起こった騒動にこれ幸いと乗じた…とすれば、
この海賊が犯人である可能性は残りますが、
署名箱炎上をこの暗殺劇とを別件と考えるのは不可能に近い。

 (4) 右大臣の言動が不自然
「ウウ…!!」 「何だこの仕打ちは………!!」
「人間が……」 「共に生きようと歩み寄る我々の心を………!!」 「撃ち砕いた……!!!」
「私達の愛する人の命を……」 「奪い去った……!!!」

俺がかねてより右大臣に抱いている猜疑心の影響がないとは言いきれませんが、
それにしたってこの彼の演説は煽動しているようにしか聞こえない
何だこの仕打ちは!
人間が!
共に生きようと歩み寄る!
我々の心を!
撃ち砕いた!
私たちの愛する人の!
命を奪い去った!
煽動しているようにしか聞こえない
だってあの海賊、別に何も言ってないからね?
先に犯行声明があったとか、
「魚類ごときがだいそれた夢を見とるでないわー!」 とか絶叫しながら発砲したとかならともかく、
何も言ってないのに即座に人間との間柄を裂きにかかってる。

というわけで、この死体海賊を犯人とし、
それが射殺されて片づいたとする流れになどとうてい納得できない俺様の予想は、引き続き

 実行犯:ヒョウゾウ、内通 (内応) 者:右大臣

のセンで押していきたいと思います。
内応者:右大臣は、厳密には 「右大臣一党」 となりますかね。 彼単独ではないはず。
あと、ここまで俺の予想ラインからするに、
ヒョウゾウを下手人にしちゃうと 「黒幕:“ビッグ・マム”」 も含める必要も出てきますが…
この時点で彼女が関わってきているかまではわからないんですよね。
ヒョウゾウが完全にフリーランスなら、ヤマごとに雇い主が異なっても不自然ではないですし。

まとめると、

あらかじめ発火ギミックを署名箱に仕込んでおいた右大臣は、
署名が炎上して起こるパニックに乗じて、さりげなくオトヒメの護衛をはずす。
それにあわせてヒョウゾウが銃撃に偽装した 「飛ぶ突き」 でオトヒメを銃殺に見せかけ刺殺。
あらかじめ用意してあった人間の海賊の死体を、
さも今まさに撃ち殺したように見せて暗殺犯に仕立てあげ (死人に口なし)、
あたかも嘆き悲しんでいるような仕草と口調で 「人間が拒みよった人間が人間が~」 と
島民の人間への怒りと憎しみを煽る。
ヒョウゾウは 「銃を所持した不審者」 が捜索されている隙に悠々と脱出。

こんな感じ。


 ■ 硬殻塔の人魚王
「……わしはこれまで戦士として数々仲間の敵討ちをした…!!」
「攻め来る人間達を幾人も討ち取った……!!」
「じゃからわしはオトヒメの活動を」 「手伝う資格もないと…ただ見守った」
「オトヒメの想いをわしが引き継いでも 矛盾が生じるばかりじゃもん……!!」

わ…悪かったんじゃもん!
そんな心情を奥深くに秘めていたとは露知らず、
今までさんざん、沈痛な表情してみせるだけで特に何もせんだの本当に何もせんだの
無為王だの動かざること化石のごとしだのと言って悪かったんじゃもん!
後ろふたつは言ってないけどいつか言う気でいたので悪かったんじゃもん!

「……オトヒメの言う事は……頭じゃ理解しとる……他人事ならな」
俺がオトヒメの言い分になかなか共感できなかったのが、まさにここだったんですよね。
自身が奴隷であったにも関わらず怒りと恨みを次代へ遺すまいとしたおかしらと異なり、
そうした背景の特にないオトヒメが、いくら怒るな恨むな子どもが見ているなどと力説したところで、
他人事ならいくらでも言えるよな、でしかなかったわけです。
俺にとって彼女からの 「説得力」 が生まれたのは、
皮肉にも彼女が暗殺されたその瞬間だったのでした。

さて実際のところ、このネプチューンの姿勢の是非は俺にはわかりませんが、
「……戦士にしか守れぬものもありましょう…」
左大臣のこのとりなしはいい感じですね。
何のいわれもない麦わら一味に占いを根拠に武力行使をして返り討ちに遭うことが
戦士の在り方に則しているかどうかはさておき、
力なき正義だとか、武力や戦いを否定しての愛やら平和やらが嫌いな俺好みです、実に。
現在では気分悪いばかりだった彼も、
動かざること化石のごとしだったネプチューンともども、ちょっと好感度アップ。
右大臣への疑惑度と綺麗に比例してます

ちなみに、描写からするに硬殻塔は、しらほしのシェルターと化す以前は武器庫だったようですね。
管理担当が軍務を担っているらしい右大臣であったことや、
建物や扉の造りがやたら堅固であったのはこういう理由でした。


 ■ 夢を。
無為王が怒りと絶望を克服して硬殻塔から甦り出づる経緯はばっさりカットされ
オトヒメの葬儀の場でちょっとした騒動が。
「おれはお前に変をした。のはずだ けっこんしろ バンダー・デッケン」
……………………………。
……なにおまえ?
今さらなんなの?
なんでこの期に及んでまだロリコンみたいなツラしてぬけぬけとしゃしゃり出てくるの?
こちとら、ロリコンじゃないおまえに期待していることなんてもう何ひとつないんだけど。
「好きなのは幼女じゃなくて大女だった」 なんてミスリード、誰が望んでたっていうんだ?
おまえほど私の興味を惹かない生き物は他にない。

ネプチューンに手紙を見せに行くしらほし6歳がかわいいと思ったのはナイショですが、
律儀に手紙の数をかぞえているフカボシもおもしろいです。 彼は本当に真面目だ。
「―― そしてこのデッケンという海賊 即座に捕えろ!!」
内容的にはラブレターどころかもはや求婚状であり、
姫君とはいえ6歳の幼女に求婚してくるド変態の存在なんぞ確認されれば
警戒して当たり前なんですが、10年経っても捕縛どころか捕捉すらできていませんとさ。
でも、さすがに右大臣がわざと逃亡を手助けしてるってことはない…よね…?
ちなみに、葬儀の場とあって、リュウボシもマンボシも歌ったり踊ったりはしていません。
常に歌い踊っている現在のイメージからすると、
弔辞も歌いながら読んだり焼香も踊りながらあげたりしそうだったんですが、
さすがにそれはなかったか。 残念。

そんな中、 汚れ役を首尾よく弟たちに押しつけたかいあって フカボシはかっこいいなあ。
特に、今回の事件を考慮していったん署名を破棄するというのがよい。
まあもちろん、「何回書かせるんだよ」 とうんざりした者もいるでしょうし、
燃えて失くなったものものと最初から提出されていないもの判別はしようがないから
(リスト化などによる別管理まではしてないでしょうし)
という都合もあるからんでしょうけど、そこまで穿った見方する必要もあるまいて。


 ■ 救うとか救われるとか
あ…あれ? 回想終わっちゃった
「アーロンさんデッケンとかいう魚類とヒョウゾウにフられる」
「アーロンさん “東の海” へ行く」
「アーロンさんネズミ大佐と出会う」
の3本でーすをお楽しみにしていたのに。
結末はすでに明かされているとおりとはいえ、
実際にどんなやりとりがあったのか以外にも、純粋に絵的にも見たいシーンだったんですが…
また別のタイミングで描かれるのかなあ。

「アーロンは近くの海軍を買収し」 「「海軍本部」 に情報が届かん様に手を回しておった…」
アーロンさんが海軍に贈賄していたのは、
やはりジンベエのアニキに怒られるのが怖かったからであった模様。
アーロンさんがアーロンさん帝国を築こうと思ったら、
ジンベエは絶対に乗り越えなければならない壁であったわけですが、
アーロンさんにちゃんとそのビジョンはあったんでしょうか。
海軍のほうは、ナミを使って得た海の知識をもとに
地の利 (海だけど) を活かして対処する気でいたようですし、
過去編からする限りそれは極めて有効な戦略であったように見受けられますが、
(海軍にはクザンなどもいるため、それだけで完璧とまではいえませんが)
自身の完全上位互換であるジンベエのほうはそれでもなんともならなかった気がします。
「その海図で世界中の海を知り尽くした時!!! おれ達魚人に敵は無くなる!!!
 けど同じ魚人のジンベエのアニキはどうしよう…

ところで、「わしらに」 ではなく 「海軍本部に」 ということは、
ジンベエは海軍に 「アーロンさんが暴れだしたら教えてくれ。 わしらが始末つけるから」
とでも通達してあったってことでしょうか。

「確かにアーロン一味にはひどい目にあわされたけど……」
「そんなひどい渦の中であった仲間もいるのよね!」
「全部 繫がって私ができてんの!! 魚人だからって恨みはしないわ」
「―― だから私の人生に勝手に謝らないで!!」
「捨てたもんじゃないのよ?」 「今楽しいもん」

第12代アラバスタ国王いわく、過去をなきものになどできはしない。
もし、アーロンさんが島にやってくることがなければ、
今ごろベルメールさんやノジコ、ゲンさんと楽しく過ごせているのかもしれないが、
その代わり今のこの自分はない。
どちらが幸せかと秤にかけることなどできようはずもないけれど、
恨んでもいないジンベエに謝られることは、
ともすれば今までの人生と、今のこの自分の在りかたを否定されることにもなりかねない。
と、まあそのように考えたかどうかはわかりませんが、
前話のネプチューン3兄弟にも負けないよきシーン。

だというのに……
「よォし 腹を切れ貴様ァ!!!」
「それでも許すわけじゃねェが ちったァナミさんの気も紛れらァ!!!」
「ナミさん それおれのことじゃない?」

勘弁してください…
俺のサンジ嫌いが再発してしまう。
ジンベエに腹を切らせればナミの気がまぎれるとか、本気で言ってるんだろうか。
フランキーが、ジンベエもまた辛い立場に苦しんでいたことをしっかり理解している点と照らしても、
なんともはや…。
(しかもそのフランキーに対して 「うっせーてめェ」 て…)
話し始める前はジンベエに 「言葉に気をつけろ」 などと嘯いていたサンジですが…もう……。
それでも一応ナミの境遇を慮っての言動であるぶんはまだマシと考えるべきなんでしょうが、
後者にもまたアタマ抱えざるをえない。
いやもちろん、これがサンジのキャラなのは解る。
ルフィがオープニングでもう寝てるのと同様に、
サンジからこのセリフが吐かれること自体に別に不満はない。
でも、なんでこのナミのせっかくの決めシーンにかぶせちゃったの…。
邪魔でしかないよ…。
せめて次のコマにしてくれれば、
丸無視されてるところも含めて普段どおりの光景でなんとも思わないのに…。

尾田っちの無駄に高度なサンジいじめは愛ゆえだと信じているんですが、
ときどき、もしかして本気で…と思うことがあります。

さて、このナミとジンベエの一連のやりとりは、今シリーズのカギになりそうですね。
次代のことを慮りながらも自身の恨みや憎しみ、怒りを断ち切れなかったタイガー。
囚われることこそなかったものの、結局はその渦の中に飲み込まれてしまったオトヒメ。
双方ともに強く望みながらも成しえなかった、乗り越えられなかったことを、
ナミとジンベエのこの心の在りようは全てブチ破れる可能性を秘めています。

「―― ではすまん…時間を取った…」
ホントにな
話数にして実に約7話分
時間にしてどのくらい話していたかはわかりませんが、
そろそろ本気でゾロが溺死していないか心配です
自分がアーロンさんを止められなかったせいでナミの人生を狂わせたばかりか、
一刻を争う状況で長話してしまったせいでゾロを死に追いやってしまったとなれば、
ジンベエそれこそ自分から腹を斬りかねません。

だというのに、「時間を取らせてすまん」 と謝りながら、
さらに状況確認のために時間を取るジンベエ。
俯いて憮然としているゾロ、脂汗 (?) ダラダラでナニかに驚愕しているパッパグ、
どこのウオの骨とも知れないのに
やたら明確なイメージが起こされているホーディの配下
などが笑いを誘いますが、
ここでの絵はジンベエのイメージなのか、実際の状況に沿っているのかどちらでしょうね。
後者だとすると、目もと真っ黒なゾロはいよいよもって…。
パッパグの驚愕はご主人様に置いていかれたことがショックなんでしょう。
ある時期から全くその動向が描かれておらず、
竜宮城に残っているのかケイミーとともに抜け出してきているのかも定かでなかったため、
なんらかのキーポジションを担っているのかとにらんできましたが、
こんなてきとーな触れ方されたことで、にわかにその気配は薄まりました。

ルフィが、空から少女が降りてきたあたりの段階でもう寝てたと知ったジンベエの表情がまたすごい。
壮絶に唖然としてます。
話し終えた時点であの状態だったわけですから、
ルフィが途中から寝てること自体は知っていたんでしょうが、まさかこんな、
オンボロ車でオンボロ屋敷に引っ越してきたあたりの段階ですでに寝てたとは
さすがに思わなかったんでしょうねえ。
元とはいえ、“七武海” にこんな表情させられる人物はそうおりますまいぞ。

サンジがルフィを蹴り起こした際の擬音 「ゴムッ!!」 は、
今までありそうでなかったド真ん中ストレート。
まあさすがに擬音まではもとより憶えていないしチェックもしていないので
たぶん、というレベルでしかありませんが。 俺あんまり詳しくないし。

「ホーディの計画通りなら 今頃国中」 「もっとひどい事になってるハズだぞ……」
ひどいこと = 王妃の写真を踏まされる
かどうかはさておき、ハチはやはり計画を知っていました。
ホーディはハチに計画への加担をもちかけていたようなので当然のことではあるのですが、
だとしたらハチをむざむざと逃がしちゃったのはホーディ迂闊としか言いようがないなあ。
情報を制するものは戦いを制す。
協力の見込みがないと判断した時点で拘束するなり殺すなりしなきゃ駄目だ。
それをむざむざ本島内に入らせ、
ホーディにとって (あらかじめ想定できるうちでは) 最大級の障害のひとつであろうジンベエと
接触させてしまっている。
致命傷になりかねない失敗です。
ハチ自身もそれなりの戦力を有しているわけですし。
まあハチが逃れたこと自体は、デッケンとかいう魚類が余計なことしたせいなんですけどね。
ハチがジンベエと合流することまでホーディの計算のうちとは考えにくいですから、
その 「計画」 とやらが、ジンベエが駆けつけたところでどうにもならない性質のものなのか、
はたまた本気で何も考えていないのか…。

「……ホーディはアーロンさんを越える程の “人間嫌い”」
「魚人族の恨みと怒りだけを食って育った様な男なんだ…」
「だけど あいつには明らかにアーロンさんと違う所がある…!!!」
「アーロンさんは人間を蔑むけど 同族の魚人族には手を上げない “種族主義者”」
「―― でもホーディは人間と仲良くしようとする魚人にまでも」
「容赦なく手をかける……!!!」

いいいいいいいいやああああああああ!!
ジンベエが! ジンベエが死んじゃう!! ホーディなんぞに殺されちゃう!!
そんなのいやああああああああ!!

アーロンさんを種族主義とするなら、ホーディは思想主義って感じですかね。
むろん、このハチの述懐は、「オトヒメを殺した犯人はホーディ」 とも読み取れるわけですが、
すでに前述したとおりの予想を立てている俺からすれば、
それよりも今後、人間に友好的な魚人族の誰かが、
ホーディに害される伏線であるようにしか思えないのです。
そして現在、本編中で主な 「人間に友好的な魚人族」 といえば、
ネプチューン一族、ケイミー、それにジンベエ。

デッケンとかいう魚類とホーディの戦闘力が文字どおりの雑魚レベルであったため、
ネプチューン3兄弟にジンベエ、さらには麦わらの一味にまでも加えた対人間宥和派の戦力では、
いくらなんでもオーバーキルに過ぎるわけです。
どうのつるぎとか装備してるLv.1の勇者のもとに魔界のプリンスがじきじきに出張ってくるくらいの。
となれば当然、ある程度の 「調整」 が入ることが予想され、
この中で特に過剰戦力であるジンベエがなんらかの形で戦線離脱させられる可能性が
非常に高いと思えてしまうのです。

もしホーディがケイミーに手をかけるようであれば、俺はありったけの “E・S” を飲んで、
その命と引きかえに奴らを塵と変えることを厭いません。 サンジが。
しかしそれがジンベエとなると、
誰か (それこそケイミーとか) をかばって刺されるようなイメージが
ありありと浮かんでしまうのです。
他に “闇夜の裁き” の例示要員にされる恐れもあり、もうほんとこわい。

慄然とする俺様をよそに、
木陰から突如現れた映像電伝虫によってモニターに映ったのはもちろん、ウワサのホーディ。
ハチによれば、彼は “世界会議” に向けてなにやらだいそれたことを企んでいるようです。

映像電伝虫は初めてであったらしく、その大きさとぬろぬろさに慄いてしまうチョッパー。
「おれは…」 「魚人街の 「新魚人海賊団」 船長……」
「ホーディ!!!」
「ホーディ・ジョーンズだ…!!!」
じゅうぶんもったいつけて今まさに名乗らんとしている瞬間に
先に言ってしまう鬼のようなジンベエ。
そのホーディの移住阻止以上の目的とは、
やはり世界政府…というか人間社会への宣戦布告…なんでしょうか?
たぶんもう多くの人が忘れていたであろうジャイロさんとかを
海軍本部のある “新世界” 側に浮かべたのもそのための布石だったはずですし。
でも、ホーディなんぞが世界政府に宣戦布告だなんて言われても
   bakuhai_02.jpg
と思わざるをえないんですが…勝算はちゃんとあるんですかね?
本来なら魚人の独壇場であるはずの水中で
人間 (ゾロ) に全く歯が立たなかった時点で考え直してもよさそうなもんですが…
よほど薬物を信じているか、大きな後ろ盾でもあるとしか。
あるいは全く別の目的があるのか、
都合の悪い事実はさっさと忘れたのか
はたまた何も考えていないのか…。

モニターにデカデカと映ったそんなホーディを見た際の
ルフィの気のない表情はいったい何を意味するのか!?
そして、またさらに救出隊が足を止めることになって
果たしてゾロの息はもつのか!? まだもってるのか!? もうすでにもっていないのか!?

つづく!

関連記事
スポンサーサイト

コメント

尾田先生のサンジの扱いは愛か天然か悪意か、もはや自分の頭の中でごっちゃになってますww
ヒョウゾウは初登場時は『魚人島でのゾロかブルックの対戦相手かな』と思いましたがハバキさんの予想だと今回の重要人魚の一人らしいですが普通に戦いで倒された後に波乱があったりするんでしょうか?

ていうかホーディさんが世界征服したとしてナニをしたいんでしょうね?そこからわからない。

初めてコメントいたしますが、よくほじった重箱の隅に米粒をつめていくハバキ様の見事な手際に毎回笑わせていただいてます。これからもご無理はなさらず、けれど末永くよろしくお願いしたいです。

普段はアホを貫きつつ要所要所で目も眩む好漢ぶりを惜しまないルフィや、基本カッコいいように見せて要所要所をアホで〆るゾロに比べ、自己認識はイイ男でありながら普段アホ、要所要所で決定的に己を下げるサンジ…
サンジが己を下げるだけならむしろ愛しいネタキャラなんですが(作者的にも読者的にも)、なんか再会からこっち、仲間を邪魔し相手を下げることで自分を下げること続きでどうかと思っちゃいますね。早いとこ美味いメシを作ってコックの本分に帰らないと!

デザートと鉄板焼きはパティカルネの得意料理からですね。

サンジはここまで落とされていったいどうやって挽回するんでしょう。
やはりオールブルー関連かな。
というかこの魚人島編自体どうやって決着をつけるか予想がつきません。
世界会議にルフィたちが殴り込んだりするのだろうか。

>>Pさん
ひとつ確かなことは、尾田先生は既にサンジを
2枚目気取りのMr.プリンスとして描くことはあきらめているということですね。

>重要人魚ヒョウゾウ
そうですね。
ヒョウゾウは、魚人島編と “ビッグ・マム” 編をつなぐ橋渡し役を担うと考えています。
ただ倒してオワリ、ではないはず。 きっと。

予想対戦相手は、ハチとの兼ねあいもあってゾロかな。
ちなみに、ヒョウゾウはデッケンとかいう魚類やホーディよりも強いと思っています。

でも、それだとルフィが浮いちゃうなあ。
ジンベエはもちろん、フカボシとももう戦いそうにないし…。
ホーディが、ヤクをキメることでどこまで伸びるか次第でしょうか。

>>くるぱさん
ありがとうございます。 刃こぼれはもうちっとだけ続くんじゃ。

>ホーディズビジョン
アーロンさんにはちゃんと、 “東の海” を根拠に、
魚人の能力を活かして海を支配し、世界を総べるという展望があったわけですが、
確かにホーディには、いまいちそのあたりが見えませんね。
一度に多方面に敵をつくりすぎてるし。
そのあたりが俺に、自分の意志で動いているつもりで誰かの手のひらの上だとか、
背後にいる何者かの尖兵、といったイメージを抱かせる一因にもなっています。

>自分だけならまだしも相手まで下げるサンジ
まったくもってそのとおりで、今回、俺がサンジの言動に不快感を覚えたのは、
ジンベエの苦しみが伝わっていないはずがないのにそれを無視し、
あまつさえナミが喜ぶはずのない要求をした、
読者から作中人物まで、誰ひとり幸せにならない行為を迫った点にあるんですよね。
これが、 「悪ィと思ってるならありったけの財宝をナミさんに捧げろォ!!」 とか、
せめて 「責任感じてんなら態度で表しやがれ!!」 とかだったなら、
ナミを楽にしてやるためにあえて過剰に怒って見せてた…という解釈もできたんですが。

サンジのつくるメシが人間と魚人との架け橋になる展開なぞあるといいですねえ。
「うめェもんはうめェ! そこに種族の差なんてねェだろ…!」 みたいに。

>>一休さん
>パティカル
もともとバラティエの戦うコックさんたちの中でも存在感の大きいほうでしたが、
専用艦までもらっちゃったりしてる厚遇からして、
サンジの後の副料理長にでも納まったんですかね。
極道コンビとか言われてたのに…。

>今後の展開
ここまできた以上、“世界会議” を素通りすることは考えづらいですよね。
ただ、麦わらの一味が何ものであれ 「会議」 の場に立つこと自体が想像できないので、
意図的にせよなりゆきにせよ、 “世界会議” に向けて万難を排すのを手伝ったうえで、
ネプチューンらがマリージョアへ発つのとあわせて、
ルフィたちも魚人島を後にするんじゃないでしょうか。
「世話になったんじゃもん。 ここから先はわしら魚人族の戦いなんじゃもん!」
「俺たちも先へ行くよ。 おっさんたちの願い、叶うといいな!」 って感じで。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://hakobore.blog85.fc2.com/tb.php/251-26650e0f

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。