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ぬらりひょんの孫 第70幕感想 

ドラマCD『ぬらりひょんの孫』ドラマCD『ぬらりひょんの孫』
(2009/12/18)
椎橋寛

商品詳細を見る

発売日はずいぶん先ですが、既に予約受付は開始しているようです。
特典に、描きおろしイラストによるポストカードがつくというのも見逃せません。
特典としてはありがちですが、なにしろ、あの椎橋先生の絵ですからねー。
しかも描きおろしとくれば!

その『ぬらりひょんの孫』感想ですが、増ページであることを忘れていて、
いつもの調子で書いていたら、とんでもない長さになってしまいました。
なので、今週はこちらも単独記事です。以下からどうぞ。

 
第七十幕 「遠野・物語その2 鎌鼬」

先週の予告にあった「マル秘大発表」とは、上記のとおりドラマCD化でした。
まあ、予測の範囲内を出ない程度のものではありましたが、
打ち切りの恐怖もだいぶ遠ざかったように思える今の状況でのメディアミックスは、
その地位を磐石にするチャンスでもあります。
椎橋先生ご自身の成長も目を瞠る勢いにありますし、
相乗効果でますます盛り上がるといいですね。

■遠野物語について
前々から読んでみたいとは思いつつ、なかなか手を出せずにいる『遠野物語』。
試しにamazonで軽く検索してみただけでも…うーん。
やはり入門書・解説書的なものから読んでみるのがいいんですかねえ?
でも、その一方で、余計な先入観をもたずに入りたい気も。
まあ、読む気があるならウダウダ言ってないで、まず行動起こせってなもんですが。

■“畏”の真髄
“ハツ”“ヒョウイ”は、どうやら造字のようですね。
どうがんばっても変換できず、漢和辞典にも載っていません。
が、そんなことはどうでもよく、
問題なのは、ずいぶんとシステム的な解説がされちゃった“畏”について。

異能力の明確な定義づけというのはまあ、行われてしかるべきものなのですが、
この漫画が“妖怪モノ”である以上、ちょっと残念なような気がしてしまうのです。
というのも、(俺のとぼしい知識からひねり出すに)もともと妖怪というものは、
自然現象や中央にまつろわぬ辺境の住人たちなど、
「なんだかよくわからないもの」をキャラクター化した存在であったはずです。
ですから、あまり合理的な解説を加えられると、
その「なんだかよくわからなさ」が消えちゃうからですね。
妖怪なんだから、
「なんだかよくわかんないけど、そういう性質をもつ存在なんだからそういう技を使える」
くらいでもよかったんじゃないかと思うわけです。
話の筋にあわせて言うなら、実際に言葉で解説するのは、イタクの
「自らの畏を具現化し 技として消化させることだ」という部分だけ程度にしておいた方が、と。
ちなみに、ここでの「消化」は、恐らく「昇華」の誤りでしょうね。心底どうでもいいですが。
……というかですね、正直なところ、上で述べたようなことは建前に過ぎないんです。
そんなことよりずtttっと不満なのは、この手の“異能力の合理的説明”をしちゃうと、
もう否応なく「“念能力”が想起されちゃうから」の一点に尽きるんですよ!
“畏”もほぼ“オーラ”と化しちゃったし、“ヒョウイ”も要は“凝”。
特に“ハツ”なんて、音からしてそのまんま。
このあたりのことを考えるに、それまでは漠然としていた異能力・超能力というものを
完膚なきまでに合理化してみせた冨樫は、やはり偉大なんだと思います。
偉大です。偉大すぎます。
だから早く帰ってきてください。

なるほど、“明鏡止水”の命名の由来はそこですか。こういうのは好きですぞ。
場の全員に対して発動したのは凄いことのようで、少しだけ面目を保つリクオ。
でも、どうすればいいかわからなくて、遠野に来る前におじいちゃんに言われた
「見よう見まね」という言葉から逆引きしてようやく理解したり、
「心をおちつかせろ」と言ってるのを思い起こしてムカッて…おおむねあかんやん。

もっと、上からの態度で反感買ってどうこう、という展開があるかと思ったら、
意外に素直に頭を下げているリクオ。必死さの表れなのでしょうが…
「弱ぇままなら死んでんのと変わりゃあしねえ」「死ぬ気でおぼえてオレは京都に行く!」
  ↓
「そんな簡単に出来るもんじゃねーだろ」
微妙に弱いな

■遠野の住人たち
気を取り直して……噂と異なり、
実際には別に「極悪」と評されるようなこともなさげな、愉快な遠野妖怪たちについて。
それぞれ、自分の一番嫌いな仕事を押しつけようとしてみたり、ゆらの話に沸きたってみたり、
風呂で京都の妖怪たちに対する不満をクダまいてみたりと、
既にずいぶんリクオに(一方的に)打ち解けています。
まあ、その「極悪」評価にしても、しょせん出どころはつららなので、
もともとあてになるものではなかったわけですが。

以下、種族名のリンク先はwikiです。
・“鎌鼬”のイタク
先週から妙に説明口調だと思っていたら、案の定、リクオの指導の任を受けていた彼。
相変わらずの説明口調で、リクオの“明鏡止水”を破ってみせます。
その秘技“レラ・マキリ”はアイヌ語で“風の小刀”の意味になり、
いかにも“鎌鼬”の必殺技といった風情ですね。
が、いくら指導のためとはいえ、敵でないことが明らかな相手にとはいえ、
たかが技術指導で秘技なんて見せちゃってよかったんでしょうか?
幻影旅団なんて、「10年や20年の仲じゃない」団員同士でさえ、
とっておきの固有能力までは明かしてなかったのに。

…ん? 遠野一家が人材派遣を請け負っているというのなら、
奴良組に優秀な人材を引き抜かれたというのも、一応業務の範疇なんじゃ?
まあ、恐らく、おじいちゃんのことですから、度を越えた人数ブッコ抜いていったか、
ぬらりひょんなだけに代価を支払わなかったか、どちらかなんでしょうけど。

・“沼河童”の雨造
ある意味、夜の淡島以上に目を引くアーマーゾーン!な彼。
きっと“ヒョウイ”は“スーパーダイセツダーン”とかです。
……。
…?

雨造→アメゾウ→アマゾウ→アマゾン……や、まさかね。…いやしかし…。

見た目に反してえらく軽い性格のようで、ゆらや夜の淡島に対しても、最も強く反応しています。
ていうか、一応霊長類(?)の経立はともかく、
謎の組織に人体改造受けてそうな異形の彼でも、
人間(型)の雌に劣情興味は湧くもんなんですかね?
明らかに肉体のつくりが異なるんですが。
また、確かに今のゆらは美少女です。
が、登場当初はやや陰気というか、クセのある顔で、
紛れもなく「そこそこの美少女」ってレベルだったよ。
あと、一人称は「オイラ」なのか「オレ」なのかはっきりしてください。

ちなみに、“沼河童”という種族はどうも椎橋先生オリジナルのようで、
資料や情報は見つかりませんでした。
奴良組にもいる、スタンダードな“川の河童”との差別化を狙ってると思われます。
無理にかぶせる必要もなかろう中でわざわざかぶせてきたということは、後にからみがあるかな?
ついでに言うと、“赤河童”もよくわかりません。検索してもラーメン屋ばかり出てくる

・“あまのじゃく”の淡島
明らかに心のこもってないリクオの挨拶にも、きちんと返す律儀なヒト。
この「よろしく」のやりとりには、何故か笑ってしまいました。
昼と夜で性質…というか性別が異なるということで、リクオとの対比キャラなんでしょうか?
でも、ここで(側近たちとならわかりますが)リクオと対比させる必要はないはずなので、
ただの偶然かお遊びが、たまたまかぶっただけですかね。

これまた鷹揚な性格のようで、ここまで(控えめに言って)開放的だと…なんというか、その…
仲間内でも、日頃からイロイロありそうですよね。
本人は裸を見られることくらい何とも思ってなさそうですから、
「お前見すぎだぞ雨造ぉ」は、他者によるものでしょうか?
彼女(彼)に気のある誰かだとすると、色んな意味でおもしろいですね。
また、本人が普通に考えれば雨造のものと取るべきであろう「ゥエヘヘヘェー」ですが、
流れからすると案外、彼女(彼)のものとも…。

雨造らと四国についても話していますが、これは要は、
「大御所ぶってはいたけど、こういうわけだから“ヒョウイ”のできないリクオでも勝てたんですよー」
という後づけ理由づけですね。
玉章も若く、正当な鍛錬受けてなかったわけですし。

・“経立”の土彦
意図的なのかそうでないのか、どうにもしゃべり方がおかしい土彦。
「基本は掃除洗濯よ――」「しかもぬらりひょんの孫だって!? オレは“経立”の土彦だ」
「ここにいる全員に畏を発動させた――――――――――のか!?」
前者は台詞の順序が滅茶苦茶だし、後者はタメすぎ。
タメすぎっていうか、そもそもそこでタメる必要がないだろ。
他の面々が仕事をひとつずつ押しつけてるのに対し、
ちゃっかりふたつも押しつけている油断のならない奴でもあります。

猿の妖怪ということで、猩影との対比キャラかとも思ったんですが、
wikiに拠れば、「人間の女性を好んで人里から盗み去るとされている。」
貴っ様ぁぁぁぁ!!

・“雪女”の冷麗
また露骨に怪しいキャラが…。
“氷麗”“雪麗”ときて“冷麗”。怪しく思うなって方が無理です。
いかにも、遠野を捨てた氷雪母娘(仮)と一悶着起こしそうな雰囲気です。

まあ確かに、雪女に風呂焚きは大変でしょう。
というか、そもそも当番あててやるなよって気もしますが。
あらゆる意味で差別はしない主義なんでしょうか、遠野一家。
というか、この風呂を沸かすんだとしたら、雪女じゃなくとも大変でしょうけど。

たおやかな外見とは裏腹に性格の悪さを見せ…と思いきや、
身なりを整えたリクオにキャアキャア言ってみたりと、現状ではいまいちキャラがつかめません。
あるいは、ただの天然さん?

…で、男連中の入ってる風呂のすぐ傍で何してたの?

・“座敷童子”の紫
本人でなく、冷麗が代わって紹介していたのでしゃべれないのかと思いましたが、
別にそんなことはなかった。
台詞だけ見ると、リクオの衣装は彼女のものということになりますが…?
それとも、単に里の公共物なんでしょうか?
咳き込んでいたので病弱なのかとも思いましたが、
単にレラ・マキリで巻き上がった砂埃を吸っちゃったということだけ?

…で、男連中の入ってる風呂のすぐ傍で何してたの?
冷麗と違って、なんか呆れたような表情してるけど、誤魔化されんぞう

・“その他”の連中
風呂に浮いてる小さいのは何なんだ。か? それともしびれくらげみたいなの?
レギュラーにはなれなさそうカパァァァッな河童とか、
その後ろの普通の兄ちゃんとか…
てか、なんでこう河童多いんだ!?

■招かれざる客
おお! おお! そうそう、やっぱり筆字は縦書きだよね!
ということで、1ヵ月400年の時を経て、再び登場の鬼童丸。
心臓を奪われたおじいちゃんほどではないにしても、
さすがに400年という時は重かったらしく、髪は白く染まってしまっています。
ピスッと次元を斬り、空間そのものを越えてやってきたようですが、
「朝方になってしまった」と言っている点からするに、瞬間移動というわけでもないのでしょうか。
刀を抜いているのは鬼童丸だけなので、次元断は彼の仕事とみて間違いないはず。
後ろのスポーツ刈りチンピラはともかく、クラウドみたいな美形は単なる側近?
それとも狂子同様、鬼童丸の息子?

白髪以外にも何か違和感があると思ったら、洋装なんですね。
彼もまた、文明開化に伴う西洋化からは逃れられなかったのか、
それとも先の「朝方~」というのは京都ではなく、
時差のある外国からやって来たがゆえのものということなんでしょうか?

赤河童の言から、たびたび遠野に足を運び、人材を“買って”いたようです。
イタクらが憤っていたのも、こういう認識と態度のせいですね。
本来、京都から遠野に来ようと思えば、
当然、関東奴良組のシマを横切らなければならないわけですが、
空間を越えられる能力をもつ彼なら何の支障もありません。
海外を飛び回っていると思われる描写にしても、まさに適任ですね。
頼りにならない(らしい)狂骨と違い、羽衣狐にとっても貴重な存在でしょう。
ただ、そんな能力があるなら400年前も、狒々あたりになんぞに足止めされてないで、
それを使って羽衣狐の下に駆けつければよかったのに
と思わないでもありませんが。
まあ、あの後に能力を身につけたか、あるいは発動に時間がかかる能力で、
あの乱戦状態では出せなかったのだろうと好意的に解釈しておきましょう。

2、3人殺して吊るすのが「逆効果」というのは、
その程度の脅しで膝を屈する連中ではないため、かえって京妖怪に対する反感を強めるばかりか、
奴良組に加担する理由をつくってしまうことになりかねないからだとして…
部下河童(仮)の「また沈むぞ」は、以前に遠野とことを構えて痛い目を見たことがあるのか、
奴良組に総大将を討たれ、都落ちした時のことを言っているのか……
この後の鬼童丸の「最低の記憶」発言からするに、後者でしょうね。

そして、その場はいったん退いた彼らの目に映ったのは…!
鬼童丸らは知らぬことですが、
“ぬらりひょんの孫”を殺すなら、まだ“ヒョウイ”を習得できていない今ですからね。
結果的にはベストのタイミングなわけですが…これ、明らかに覚醒イベントですよね。
洋装で、しかもべらんめぇ口調になってしまったのは残念ですが、
それでも鬼童丸はお気に入りなので、ここで噛ませ犬にされるようなことはないといいな…。


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